今回は名古屋市交通局の3000形です。
パッケージ
商品情報
・2019年6月発売
・1箱6両セット(豊田市・赤池寄りから3123-3223-3721-3821-3723-3823)
・1箱9000円+税
・ユーザー取り付けパーツで列車無線アンテナ、誘導無線アンテナ、信号炎管が付属
・動力化台車枠付属
メーカー推奨パーツ
・動力ユニット TM-08R(20m級A)
・走行パーツ TT-04R
・パンタグラフ TOMIX 0250 PT-4212-S
レビュー
〇豊田市・赤池寄り先頭車3123
3123号車
豊田市・赤池寄り先頭車の3123号車です。パンタグラフを搭載する制御電動車で、都営10-000形や東急8000系のような雰囲気を感じる車両ですね。
1977年に名古屋市交通局鶴舞線(伏見-八事間)開業時に製造・投入された車両でセミステンレス車両となります。
名鉄豊田線(当時:豊田新線)への相互直通運転を考慮した設計とし、同じ目的で製造された名鉄100系と同じく20m級4扉車となりました。
正面
社紋、車番(3123)、行先方向幕(上小田井)が印刷済み。ライトパーツはクリアーパーツで窓はワイパーが印刷済み。ライトケースの形状もリアルでいいですね。窓がパノラミックウインドウになっているのは名鉄のこだわりを取り入れたためだとか。
側面
床下機器はチョッパ装置や断流器箱が取り付けられています。先に発売された東急8500系とかと同じ床下機器を使用している感じがしますね。
側面は路線表記、車番、方向幕が印刷済み。帯は細いですね。方向幕から車側灯までの間のコルゲーションがないのも実車と同じ。
側面表記
路線表記は文字がつぶれてしまっています…他メーカーでインレタが販売されていますのでそれを使用したほうがいいかと。
妻面
妻面はステップがモールドで表現されています。パンタ車ですが妻面に配管がないんですね。知らなかった。
無線アンテナ・信号炎管
3123号車には名鉄型無線アンテナと信号炎管を取り付けます。
屋根
元々2パンタ車だったので運転台側はパンタ撤去跡が表現されています。屋根上配管やパンタ台がモールドで表現されていて、ベンチレーター・クーラーは別パーツです。
パンタ周り
運転台側はパンタ撤去部が再現されています。これは導入時に2パンタ車両であった名残です。
後年6両化されたときに撤去されています。
〇中間車3223号車
3223号車
中間電動車の3223号車です。
側面
表記類は先頭車と同じ。床下機器はCPやMGが搭載されています。
妻面(赤池寄り)
赤池寄りの妻面はステップなし。
妻面(上小田井寄り)
上小田井寄りもステップなし。
屋根
屋根は車体中央寄りにクーラーなどが配置されているのですっきりしています。余計なモールド類は無し。
〇中間車3721号車
3721号車
パンタ付きの電動車3721号車です。4両編成で登場した3000形を6両化する際に編成を真ん中で分割してた編成に組み込むようにしたため、この車両は末尾の数字があっていません。
側面
表記類は他車と同じ。床下機器は3123号車と同じものがついています。
妻面(赤池寄り)
赤池寄りの妻面はクリーム色に塗られた貫通扉が設置され、ステップもついています。
貫通扉は窓が小さいですね。
妻面(上小田井寄り)
上小田井寄りは扉なし、ステップありとなっています。
屋根
3123号車と同じくパンタグラフは赤池寄りが撤去された後年の姿となっています。
〇中間車3821号車
3821号車
元・先頭車の3821号車です。3121Hの上小田井寄りのユニット(3721-3821)を分割して3123Hに組み込み、組み込みに際して運転台機器を撤去して中間車化改造が行われました。
妻面(上小田井寄り)
貫通扉は撤去され、ライトユニット、方向幕は埋められた姿が表現されています。
社紋と車番は印刷済み。
側面
側面は他の先頭車と見た目は同じ。
屋根
屋根です。
〇中間車3723号車
3723号車
3723号車は3721号車と同じなので割愛。
〇上小田井寄り先頭車3823号車
3823号車
上小田井寄り先頭車の3823号車です。こちらは誘導無線アンテナを取り付けます。
正面
社紋、車番(3823)、行先方向幕(上小田井)が印刷済み。
側面
側面は他の先頭車と同じ。
妻面
妻面は貫通扉なし、ステップなしです。
屋根
屋根は誘導無線アンテナを取り付けます。
誘導無線アンテナ
無線アンテナ、信号炎管以外に3823号車には誘導無線アンテナを取り付けます。
大型は運転台側、小型は妻面側に取り付けます。
1編成導入
コルゲーションボディの車両が好きで、今回製品化されたのは非常にうれしかったので購入しました。
3000形も分割して組み込んだユニットの向きが違うものもあるのでそれも再現しようとなると結構大変な車両ですね。
組み込んだ中間車を抜き、パンタグラフ取り付け穴を開ければ登場当初の4両編成も作ることができるようになります。
今後3050形も製品化されるということで、鶴舞線がとてもアツい状態となってきていますね。