今回は製作中の秩父鉄道2000系に窓セルなどを貼り付けました。

 

デハ2001

羽生寄り先頭車デハ2001です。東急7000系デハ7000形奇数車でパンタなしのM2c車。渋谷寄りの車両で元は7017号車。

改造点は正面貫通扉の交換、妻面の貫通扉の増設となります。

 

正面

行先方向幕は熊谷にしました。ワイパーは元々小型でしたが、秩父鉄道入籍時に大型の物に交換されたそうです。

 

側面

側面です。車番と社紋のみ貼り付け。床下はCPやタンク類を取り付け。

旧キットのパーツを多く使っているのでモールドは甘め。

 

妻面

各車の三峰口寄りには吹き抜け防止のために貫通扉が増設されました。

余剰部品をはかせる為、国鉄101系の妻面扉を移植。形状も違いますし、隙間があるのはご愛嬌ですね。

 

屋根

屋根はパンタ配管を削り落としてベンチレーターを設置。ここら辺は通常の組み立てと同じですね。

 

デハ2101

パンタ付き中間車でデハ7100形偶数車のM1車で、7160号車でした。

パンタグラフは羽生寄りとなっていて、三峰口寄りに貫通扉を設置しました。

この車両に動力ユニットを取り付けています。

 

妻面

カプラーはKATOカプラーを使用。動力は旧型のGM動力にしました。

重さ・パワーがコアレスよりあり、値段もまだ安いのでこれを選択。ピポット台車にすればコアレスでも行けますが、その仕様の足回りにすると結構コストがかかってしまうんですよね。

まだ中古で拾えるし、GMストアでも動力台車枠がまだ売っているのでしばらくはこれで行けそうです。

 

側面

床下には主制御器・抵抗器を設置。パンタグラフはGM製PT42Nを使用。これも結構在庫があるんですよね…

 

屋根

加工は通常の時と同じでパンタ下のペンチレーター取り付け部を削るのみ。

東急7000系は制御器が東洋製(主に日比谷線乗り入れ)と日立製(主に東横線地上運用)があり、GM・KATO製は東洋車で鉄コレは日立製がモデルとなっています。

ヒューズ周りの配管が違い、ヒューズ箱を越えて配管・配線が施されているのが東洋車で、配管が2本ともヒューズ箱のパンタ側から入るようになっているものが日立車となっています。

日立車はヒューズ箱を越える配管を削って箱をちょっとずらして取り付ければいけそうな気がしますね。

 

デハ2201

パンタなし中間車で元はデハ7100形奇数車の7159号車でした。

貫通扉増設以外は組み立て方は同じ。

 

側面

床下機器は参考資料が見当たらなかったので先頭車のデハ2001と同じ様にしています。

 

屋根

屋根は配管を削り落としてベンチレーターを取り付け。

 

デハ2301

三峰口寄り先頭車で、元はデハ7000形偶数車の7036号車でした。

正面の貫通扉を交換しています。

 

正面

2300形の車番だけ封入されなかったんですよね。切り継ぎで作っています。

 

側面

側面です。床下機器は2101号車と同じようにしています。

 

屋根

屋根は2101号車に無線アンテナが付いたものとなっています。

 

1編成製作

旧型車を置き換えるために投入されましたが、既存車が20m級3両で運転されていたため、20m車と同じ両数にすると6m短く、4両にすると12m長くなり、輸送力過剰となってしまったのと冷房化が困難という事もあり、登場からわずか9年で都営6000形を改造した5000系により置き換え、廃車となりました。

東急7000系は他にも4社譲渡されましたが、いち早く姿を消しました。

 

現在は数両が個人に引き取られて倉庫として使われているのだとか。