今回はブラインドパッケージ版の第28弾から、JR東日本のハイブリッド試作気動車キヤE991形です。

 

パッケージ

第28弾はJR東日本、西日本、四国の路線で活躍する気動車がラインナップに入りました。

商品情報

・2019年3月発売
・1箱1200円+税
・動力化台車枠が付属
・ステッカーは無し
〇鉄コレ28弾ラインナップ
・JR東日本 キヤE991形気動車 キヤE991-1
・JR東日本 キハE200形気動車 キハE200-3
・JR東日本 HB-E210系気動車 HB-E211-2/HB-E212-2
・JR西日本 キハ127形気動車 キハ127-2/キハ127-1002
・JR西日本 キハ126形気動車 キハ126-1/キハ126-1001
・JR四国 1000形気動車 1012
・JR四国 1200形気動車 1230
JR東日本からはハイブリッド気動車シリーズの3種、JR西日本は山陰地区で活躍するキハ126と姫新線で活躍するキハ127が、JR四国からは一般型気動車の1000、1200形が登場。

メーカー推奨パーツ

・動力ユニット JR東日本各車はTM-14(20m級A2)、キハ126はTM-15(20m級A3)、キハ127とJR四国各車はTM-16(20.5m級A)
・走行パーツ キヤE991のみTT-03R、それ以外はTT-04R(グレー)

レビュー

〇キヤE991-1

キヤE991-1

電気式気動車の試作車【NEトレイン】ことキヤE991形です。前後で赤と緑の異なる色を使用している車両で、車体は701系のような四角い通勤型電車のようなボディとなっています。

2003年にJR東日本とJR総研で共同開発されたシリーズ方式ハイブリッド気動車として落成しました。

蓄電池を搭載しており、発進、加速時は蓄電池の電力でモーターを使って走り、ある程度速度が出るとディーゼルエンジンで発電した電気でモーターを回す仕組みになっています。

電機品はE231系をベースにしたものとなっています。この結果を踏まえてキハE200形をはじめとするハイブリッド式気動車が製造されるようになりました。

2008年には燃料電池式の電車に改造され、クモヤE995となって試験を行っています。

 

正面

両運転台の車両で反対側も同じ顔。こちら側は赤色です。701系を非貫通型にしたようなデザインとなっています。

銀縁で前照灯と尾灯は銀色に、窓下の赤帯も塗装です。中央部には【NE TRAIN】のロゴ、車掌台側窓上には【NE】のロゴ、運転台上には【JR】のロゴが印刷済みとなっています。

スカートは取り付け済み。燃料電池車クモヤE995は鉄コレ販売1000万両記念の懸賞車両となり、少数ですが流通しました。

 

側面

側面は灰色帯が窓下に入り、運転台直後の扉の横には赤と緑のラッピング、弧を描いた赤と緑の帯も印刷済みとなっています。正面が赤い色の時は側面の帯が赤色、正面が緑の時は側面の帯も緑色になります。【NE TRAIN】ロゴなどが印刷されています。

 

表記印刷

とてもきれいに仕上がっています。

 

正面(反対側)

反対側は緑色になっています。表記類は赤い方と同じ。

 

屋根

屋根はクーラーや抵抗器などが別パーツで搭載されています。クーラーは銀色で塗装されています。

屋根の汽笛や信号炎管アンテナはモールド表現となっています。

 

1両導入

JR東日本のハイブリッド気動車の始祖となる車両で、高校時代に工場見学で東急車輛製造(現・J-TREC横浜事業所)に行ったときに一度見たことがあるぐらいで実際走行しているところはいまだに見たことがない車両です。

クモヤE995系として改造されてからは小山車両センター配置という事ですので、一度走っているところを見てみたいですね。