今回は国鉄時代に製造された新性能電車101系の譲渡車、秩父鉄道1000系のスカイブルーです。
パッケージ
秩父鉄道ではJR東日本から譲渡された101系が主力車両として走っていた時代があり、鉄道博物館開館記念としてオレンジ、スカイブルー、カナリアイエロー、関西線と国鉄時代で採用されていた塗装に復元したリバイバルカラー電車が走っていました。
今回はスカイブルーです。
商品情報
メーカー推奨パーツ
レビュー
〇三峰口寄り先頭車 デハ1001
デハ1001
三峰口寄り先頭車のデハ1001です。JR時代はクモハ100-117として引退時は中野電車区に配置されていました。
冷房化を行った際に2パンタ化されました。
正面
前照灯、尾灯はクリアーパーツとなり、窓、行先方向幕などのHゴムはグレーに塗装されています。
種別幕の【ワンマン】表記、行先方向幕の【影森】、窓上の車両番号【1001】は印刷済み。車両番号は水色ベースになっています。
手すり類はモールド表現となっています。
側面
窓サッシ、くつずりは銀色で塗装され、窓のHゴムはグレーで塗装。車番と社紋は印刷済みとなっています。
床下機器はCPなどが搭載されています。
表記類
戸袋窓上に車番、車体中央窓下に社紋、ドアコック蓋には赤い▽マークが印刷されています。
妻面
妻面には配管、手すり、ジャンパ栓受がモールド表現されています。配管は結構ぎっちりですね。
窓サッシは銀、Hゴムはグレー、貫通扉は淡緑色で塗装。妻窓下の白地で青文字の表記は車種や重量表記などが印刷されています。黒文字の表記は検査表記です。
屋根
屋根は2パンタ化が施され、運転台上にパンタグラフが増設されています。
配管、信号炎管、避雷器はモールド、クーラー、ベンチレーターは別パーツでライトグレーで塗装となっています。
列車無線アンテナ
逆L字型の列車無線アンテナはユーザー取り付けパーツとなっています。編成によってI字アンテナの物もありますね。
〇デハ1101
デハ1101
中間車デハ1101です。JR時代はモハ101-100として引退時は中野電車区に配置されていました。
中間車のデハ1100形は冷房化改造が施されず、秩父鉄道引退時まで非冷房車両でした。
妻面
三峰口寄りには表記が印刷済み。塗装類は先頭車の妻面と同じ。
側面
塗装類は先頭車と同じで、車番の位置が車体中央の窓上になっています。車端部にも表記が行われています。
床下機器は主制御器が搭載されています。
妻面
羽生寄り妻面は手すりがなく、ジャンパ栓がモールド表現されています。
屋根
屋根は非冷房のためベンチレーターのみ装備。ベンチレーターは別パーツになっています。
〇クハ1201
クハ1201
羽生寄り先頭車クハ1201です。JR時代クハ101-58として引退時は中野電車区に配置されていました。
こちらも秩父鉄道入線後に冷房化が行われました。
正面
基本的な仕様はデハ1001と同じですが、クハ1201はそれに加えジャンパ栓受モールドが追加され、車両番号が水色の【1201】になっています。
側面
側面です。車番が変更された以外はデハ1001と同じ仕様。
床下機器は抵抗器などが取り付けられています。
妻面
妻面はデハ1101の三峰口寄りと同じ仕様です。
屋根
屋根はベンチレーターの間に3基の分散型クーラーが設置されています。製品によってクーラーが曲がっている時があるのでまっすぐにしてあげましょう。
列車無線アンテナはユーザー取り付けパーツです。
1編成導入
実車は東急8500系や8090系を改造した7000系、7500系、7800系に置き換えられて引退してしまいました。
秩父鉄道新塗装ばかりでしたが、鉄道博物館の開館を記念して国鉄時代の4色に塗装されたリバイバルカラー電車が走っていた時に乗ることができました。
今回はスカイブルーに塗装された1000系、実車は1965年に京浜東北線に103系が投入されても旧型国電が残り、それを置き換えるために1970年から中央線や総武線などから計50両が転属され活躍し、1978年に引退。
塗装は京浜東北線の103系と同じくスカイブルーに塗装されました。他線区に再転属してもスカイブルーに塗装されることが無かったため、このカラーリングは京浜東北線で活躍したときのみの塗装となりました。
マイクロエースでもスカイブルーの101系は製品化されていて、Bトレではブラインドシリーズで1回のみ販売されました。