今回は鉄道コレクション第9弾から、小田急1800形です。
私鉄向けに配備された国鉄モハ63形がラインナップされたものがこの9弾。
小田急、秩父、東武、山陽電鉄に配備された各車両とアコモデーション改造された62系がラインナップに入りました。
商品情報
・2008年12月発売
・1箱600円+税
・動力化台車枠、展示用レール、ユーザー取り付けパーツで無線アンテナが付属
・ステッカーは無し
〇鉄コレ9弾ラインナップ
・小田急電鉄 デハ1802/クハ1852
・秩父鉄道 デハ800/クハ850
・東武鉄道 モハ7300/クハ300
・山陽電鉄 709/702
・国鉄 クハ66/モハ62
製品の形式、番号はメーカー紹介ページに準拠。
62系は4両編成を組んだ時に同じ番号になってしまいますね。
メーカー推奨パーツ
・動力ユニット TM-09 20m級B※2019年現在はTM-17 20m級B2が適合
・走行パーツ TT-04(グレー)※2019年現在はTT-04Rが適合(62系はTT-03orTT-03Rが適合)
・パンタグラフ TOMIX 0224 PS13(62系は0238 PG16が適合)
レビュー
〇デハ1802

デハ1802
1946年に登場した車両を更新修繕した車両で、更新元となった車両の台枠を流用し、車体はほぼ新造に近い全金属車体となりました。
後進当初は紺色と黄色のツートンカラーでしたが、後にアイボリーと青帯のこのカラーリングになりました。
デハ1800形は小田原寄りの先頭車両となります。

正面
正面は切妻型となり、窓が3枚窓、中央には貫通扉が設置されています。
窓枠、方向幕、種別幕のHゴムは黒色で塗装され、通貨表示灯、前照灯、ワイパーは銀色で塗装されています。
小田急の車両ですがこの車両はまだ幅が狭い車両でした。
方向幕、種別幕とも白抜きでステッカーが付属しないのが残念です…


側面
国鉄63系の割り当て車両なので20m級4扉車となっています。
窓は戸袋以外は2段窓になり、窓サッシ、ドアHゴムは黒で塗装されています。
台車は灰色で床下機器は黒で成形されています。主制御器、抵抗器、コンプレッサーなどが取り付けられています。


印刷部
印刷がアイボリー地の上に銀色で印刷されているからとても見づらいですが、OERと車番が印刷済みとなっています。

妻面
妻面は2段窓になっていてHゴムは黒で塗装されています。雨どいが妻面窓寄りになっていて、外板側には手すりがモールドで表現されています。
室内パーツは青色となっています。

屋根
運転台側にパンタグラフが設置されています。ベンチレーターは別パーツで、モールドが細かくなっています。

無線アンテナ
デハ1800形は無線アンテナが運転台直上ではなく、その後ろに並ぶベンチレーター同士の間に取り付けるようになっています。
配管、台座はモールドで表現されています。
〇クハ1852

クハ1852
新宿寄り先頭車クハ1852です。

正面
こちらは車掌台下にジャンパ栓がないものになっています。
車番を除いて印刷類は同じ。


側面
側面です。床下機器はタンク類になっています。

妻面
妻面は両側に開く貫通扉が設置され、戸袋窓、貫通扉の窓はそれぞれHゴムが黒で塗装されています。

屋根はベンチレーターが7個並ぶシンプルなものとなっています。

無線アンテナ
クハ1850形の無線アンテナは運転台直上となっています。

2編成導入
写真では1編成分ですが、連結用にもう1編成分購入しています。
当初は小田急コレクションのスタート車両として持っていようと思いましたが、秩父鉄道800系の黄色+茶色帯のチョコバナナ塗装にしようかなどと考えており、今後どう展開していくかを考えています。
この流れだと1800形、秩父800系ともにカラバリの車両が登場しないような気がしています。
実車は2両編成1本を基本とし、最大8両ほどに連結したり、システム上は小田急旧4000形と連結可能だったので1800形2両と旧4000形3両で連結し、それぞれ運用に就いていた(後者は台車の相性が悪かったのか脱線事故を起こして連結されなくなった)こともあります。
2016年末に1800形最終編成仕様という事で4両セットが発売されました。
現在は譲渡先の秩父鉄道からも引退していますが、秩父鉄道で活躍していたデハ801号車(小田急デハ1801号車)が引き取られ、デハ1801保存会の手によって修繕、塗装も小田急時代の物が施されて保存されています。