今回は静岡鉄道で活躍する新型車両、A3000形のクリアブルー(第1編成)です。

パッケージ
2015年に登場(運用開始は2016年から)した新型車両で、自社の1000形を置き換えるために年2本ペースで計12本製造する予定となっています。
各編成ごとにカラーリングが異なり虹の7色をイメージしたそれぞれのカラーで7編成、残りの5編成は広告ラッピング車両となる予定です。
まずは第1編成のクリアブルーです。
商品情報
・2017年4月発売
・新静岡寄り先頭車クモハA3001と新清水寄り先頭車クハA3501の2両セット
・1箱3000円+税
・ユーザー取り付けパーツで無線アンテナ(A3501に使用)と信号炎管(両車)が付属
・動力化台車枠と展示用レールが付属
静岡レインボートレインズとして7色が発表されており、第一編成の3001編成のクリアブルーは富士山をカラーモチーフとして製作されているそうです。
新静岡駅改札内の待合室には7色のA3000形の模型が展示されています。
メーカー推奨パーツ
・動力ユニット TM-06R 18m級A
・走行化パーツ TT-04R
・パンタグラフ TOMIX 0284 C-PS27N
レビュー
〇新静岡寄り先頭車クモハA3001

クモハA3001
新静岡寄り先頭車のクモハA3001にはパンタグラフが搭載されています。
総合車両製作所で製造され、ドア上の幕板部分、ドア、窓周りの黒以外の車体部分は編成ごとにカラーリングが変わります。
車体はsustinaを採用され、1000形同様に正面は非貫通型を採用しています。

正面
正面です。行き先表示器は普通 新静岡が印刷済みとなり、車番も印刷されています。
左右の前照灯の間に細いパーツで尾灯も再現されています。実車はここが光ることで笑っている口のように見えます。
スカートパーツも水色に塗装され、車体に取り付けられています。
前照灯は最近普及しているLEDタイプを再現するために細かく穴が掘られています。
シャーシを外し、裏側から推すことでブラックフェイズ部分とガラスパーツが外すことができます。


側面
側面です。ドア上とドアが白、窓周りが黒(車端部を除く)、それ以外の大半が水色で塗装されています。
窓サッシ、ドア枠、車体裾は銀色で塗装されており、はみだしもなくなかなかいい仕上がりです。
床下機器はVVVFインバーター装置がついています。


表記類
表記は形式プレート(A3000)、車番、行き先表示、号車表記、車端コック表記、車イス・ベビーカーマーク、静岡レインボートレインズロゴ が印刷済み。

妻面
妻面は拡幅型貫通路が採用されています。自社1000形と同じですね。
配管、はしごがモールドで表現されています。

妻面塗装
銀は正面から吹かれていないため、横から見ると塗装が回りこんでいないのが見えてしまいます。

屋根
屋根には集中型クーラーを搭載。車端部からクーラー部にかけてビードが施され、屋根のヘリはランボードが一体化されています。

パンタ部
屋根にはヒューズ箱が1個搭載。配管も本数が少なくとてもすっきりしています。
ビード部にかかる手すりのモールドが細かい。

信号炎管
ユーザー取り付けパーツの信号煙管です。こちらは2両とも取り付けます。
この角度からだと運転台パーツがよく見えます。運転台のキセも別パーツで表現され、非常に見栄えが良くなっています。
〇新清水寄り先頭車クハA3501

クハA3501
新清水寄り先頭車クハA3501です。

正面
変更点は車番のみ。


側面
側面です。表記類はA3001と同じ。
床下機器はSIVやCPがついています。

妻面
妻面は銘版類とA3001と違う位置にドアコックがモールドで表現されています。

屋根
屋根です。

無線アンテナ
A3501にはユーザー取り付けパーツとして無線アンテナがあります。
無線アンテナ設置部分のみ屋根のビードがなくなっています。

1編成導入
同時期にGMから完成品で販売されており、鉄コレで買うかGMで買うか迷っていたところGM製品がなくなり、気が付いたときには鉄コレもなくなってきており、急きょ購入しました。
今後は鉄コレで製品化されたもので揃えていく方向になりそうです。
1000形のような傾斜のついた顔の形状が継承されていますが、1000系より丸みを帯びたデザインとなり、柔らかい顔つきとなりました。
結構おしゃれな電車だと思います。