今回は長野電鉄で活躍している元・営団3000系の譲渡車、3500系です。

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パッケージ

商品情報

・2018年9月発売
・湯田中寄り先頭車モハ3503と長野寄り先頭車モハ3513の2両セット
・ユーザー取り付けパーツのアンテナが付属(動力化用台車枠は付属しません)
・1箱3000円+税
営団地下鉄から譲渡され、長野電鉄で使われていた旧型車両を置き換えました。
2両編成(N編成)、2両編成ワンマン車(O編成)、3両編成(L編成)の3種類が登場し、編成ごとに形状がちょっとずつ違う車両でした。
今回は冷房化後のN3編成が製品化となりました。パッケージにAと書いてあるので、今後O編成とかL編成も出るかもしれませんね。

メーカー推奨パーツ

・動力ユニット TM-06R 18m級A
・走行化パーツ TT-04R
・パンタグラフ TOMIX 0238 PG16
※動力化台車枠は車両に付属しないので、別売動力ユニットに付属するFS510を使用します。

レビュー

 〇湯田中寄り先頭車モハ3503
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モハ3503
湯田中寄り先頭車モハ3503です。元・営団3049号車です。
譲渡されてから赤帯をまとい、おでこにロゴが入りました。

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正面
NAGADENロゴ、車番、行先方向幕(須坂)、ワンマン表記、編成番号表記が印刷済み。
帯はつやありの塗装となっています。
外板のコルゲートは貫通扉にも回り、低運転台で広いおでこが特徴的ですね。

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側面
側面です。ドアにもコルゲート処理が施されています。
側面は社紋と車番が印刷されています。
クーラーは2基搭載されています。長電譲渡後に冷房化改造が行われたんですね。

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表記類
表記類は非常に小さいですね。ドア窓のHゴムはガラスパーツにモールドされ、グレーで塗装されています。

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妻面
妻面にもコルゲートが回っています。手すり、配管、車体表記プレートがモールドで表現されています。

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屋根
ベンチレーターは撤去されたため、つるんとしていますね。

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パンタ部
配管がモールドされ、ヒューズボックスは別パーツです。
クーラーもファン部分がちらっと見えていていいですね。

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無線アンテナ
ユーザー取り付けパーツで列車無線アンテナ(東武仕様)が付属します。
両先頭車に取り付け、穴は1㎜の穴を開けます。屋根裏のガイドを見ると四角い誘導無線アンテナを取り付ける穴も開いていたので、今後の展開に期待できます。

〇長野寄り先頭車モハ3513
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モハ3513
長野寄り先頭車モハ3513です。こちらは譲渡改造時にパンタグラフの撤去が行われました。元・3050号車です。

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正面
正面です。表記類は一緒です。ステッカーが付属しないため、行先を変更する場合はGMストアーなどで販売されている営団5000系のステッカーなどが使えるそうです。

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側面
側面です。床下機器はCPなどの補助機器が搭載されています。

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妻面
妻面は妻面窓の配置がモハ3503と左右入れ替わっています。

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屋根

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パンタ部
パンタ撤去部は妻面からの配管が一部がモールドで表現されています。パンタ台や配管類はきれいさっぱり撤去されたんですね。

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1編成導入
営団3000系は大手メーカーだとクロスポイントとマイクロエースの2社から発売され、前者は一体成型ボディの組み立てキットで後者は完成品として販売となりました。
GMキットでは東急7000系をベースに付属する改造パーツで作る方法が説明されていますが、かなり難しそうです。
CPキットは発売から時間がたっているため、あまり見かけることがなく入手ができませんでした(自分で作れるかも怪しい)。
今回TOMYTECから鉄コレとして販売してくれたのはうれしいですね。
今後の展開に期待したいです。

東武2000系みたいに基本+増結で8両揃えられたらうれしいですね。