今回は東京メトロ日比谷線の新型車両13000系です。

パッケージ
商品情報
・東京メトロ限定品。10月14日より東京メトロ定期券売り場、地下鉄博物館、書泉グランデ、メトロの缶詰、通販サイトメトロの缶詰にて発売。10月7日鉄道フェスティバルとメトロの缶詰押上店にて先行発売。
・先頭車1両+中間車1両の2両セット。
・1箱2300円
・NEW SGフレーム採用
2017年3月に運転を開始した日比谷線の新型車両が製品化されました。
5箱購入で7両フルセットが作れます。
組立レビュー
まずは先頭車

使用部品
使用部品です。前面板とスカート以外は東武70000系と同じ金型を使用していますので、部品形状は同じ。屋根とクーラーは別パーツ化。今回は全パーツがクリアーパーツで成形されております。

前面板とスカートと台車レリーフ
前面板のライト部分は塗りつぶされており、ステッカーを貼ることで表現するようになっています。
塗り分けも結構きれいです。

妻板とクーラー
妻板は中間車と合わせて6種類付属。この妻板は車体裾配管付き(説明書表記B)が付属。割と多く使う部品ですが1箱に1枚しか付属しません。
クーラーは別パーツとなっていますが、アンダーゲート処理が施されておりません。

屋根
屋根はつるっとしており、アンテナがモールドで表現されています。クーラー取り付け穴は取り付け向きが間違わないように大きさの違うものが開けられています。
カラーリングは東武70000系と同じ。

完成した先頭車
完成した先頭車13100(中目黒寄り先頭車・7号車)/13000(北千住寄り先頭車・1号車)です。

正面
行き先表示ステッカーは屋根パーツに貼ります。車番、ライトユニットステッカーを貼り付け。
03系よりおでこの黒の部分が広くなり、ライトユニットも最近の車両に採用さている細めのラインを曲げたデザインが使われていて、今までに見ない顔つきです。
10000、16000系のように窓より下いっぱいに使用路線のラインカラーが配置され、中央部には銀の飾り帯、黒帯、水色の帯と配色されているのがおしゃれです。


側面
側面です。優先席、社紋、側面表示器、車番、車端上部の紺帯、車体上部の帯を貼り付け。
1号車には女性専用車ステッカーを貼り付け。
銀色のボディに紺色、水色、白色の帯が窓下には塗装で表現されています。
窓上はなぜかステッカーによる表現になっていて、貼り付け位置のバランスが悪いと見た目がいまいちになってしまいます。車端の紺帯もステッカー表現。
窓下の帯は車端側になると紺帯が太くなるところも表現されています。中間車は両側が太くなります。

妻面
妻面は屋根にかかっており、屋根パーツのランナーのカット部分が目立たないようになっています。
実車は貫通扉部分がガラス張りとなっていて、Bトレでも東京メトロ10000系シリーズのようにクリアーパーツ一体成型になると思いましたが、製品ではガラス部分は穴が開いているだけとなりました。

屋根
組み立てるとこのようになります。

クーラー
クーラーは東武70000系と同じく、アンダーゲート処理が施されていたいので、ランナーから切り離した跡が見えます。
運転台側が一段高くなりますが、13000系はここにグレーのステッカーを貼り付けます。
次は中間車

使用部品
使用部品です。屋根は3種類、妻板は5種類付属。

妻板
妻板は5種類付属し、左上が車体裾配管なし(説明書表記A)、右上が両側配管あり、車体裾配管なし(説明書表記C)、左下が両側配管あり、車体裾配管あり(説明書表記D)、真ん中下が車体裾配管なし、アンテナ付き(説明書表記E)、右下が車体裾配管あり、アンテナ付き(説明書表記E)の5種類が付属。
これと先頭車で紹介した表記Bの妻板を使います。

クーラーとパンタグラフ
クーラーとパンタグラフです。

屋根
屋根は上から1パンタ(13200・6号車と13600・2号車で使用)、2パンタ(13400・4号車で使用)、パンタなし(13300・5号車と13500・3号車で使用)の3種類が付属。
パンタグラフ取り付け穴も取り付け向きを間違えないように異なる大きさの穴があけられています。

完成した1パンタ中間車
1パンタ中間車13200(6号車)/13600(2号車)です。
妻板はパンタ側(画面手前側、中目黒寄り)が表記C、非パンタ側(画面奥側、北千住寄り)が表記Bを使用します。

完成した2パンタ中間車
2パンタ中間車13400(4号車)です。
妻板はヒューズボックス有側(画面手前側、中目黒寄り)が表記C、ヒューズボックス無側(画面奥側、北千住寄り)が表記Dを使用します。


側面
側面です。車番、社紋、行き先表示、優先席、車体上部帯、車端紺帯(2種類)を貼り付け。
車端紺帯は車イス・ベビーカーステッカーの有無と貼り付け位置によってデザインが4種類あり、北千住寄りに表記類が来るように貼り付けます。
窓に貼る優先席ステッカーは東武70000系と同じくパンタあり車とパンタなし車で貼り付け位置が異なります。

2パンタ屋根
組み立てるとこのようになります。

完成したパンタなし中間車
パンタなし中間車13300(5号車)です。妻板は中目黒寄り(画面手前側)が表記A、北千住寄り(画面奥側)が表記Bを使用します。

完成したパンタなし・アンテナあり中間車
IRアンテナ付き中間車13500(3号車)です。妻板は中目黒寄り(画面手前側)が表記E、北千住寄り(画面奥側)が表記Fを使用します


側面
側面のステッカーは1パンタ、2パンタ車と同じように貼り付けますが、優先席ステッカーは貼り付ける箇所が異なっています。
また、5号車のみドア上に弱冷房車ステッカーを貼り付けます。

屋根
組み立てるとこのようになります。

1編成製作
久々にグッとくる新製品です。
ライトユニットとか、車体窓上の帯などがステッカー表現なのがちょっと残念でしたが、車両の見た目、帯の塗装、表記類ステッカーの豊富さがとても良かったです。
実車が東武70000系と共通設計で、製品化する際も塗装と顔とスカート以外同じという事もあって製品化が早かったのかなと思いました。
行き先表示はベースステッカーのH21 北千住以外にH01 中目黒、H03 広尾、H06 霞が関、H20 南千住、H04 六本木、H16 仲御徒町、TS14 竹ノ塚、TS22 北越谷、TS30 東武動物公園、TN03 南栗橋、試運転、回送がそれぞれ前面用が1枚、側面用が5枚付属。
側面用は天地方向がちょっと小さめです。
車番は第1編成と第2編成が付属。東武70000系と同じく運用番号がついていなかったです。
塗装は埃の巻き込みが若干あったものの、帯や前面の塗装はとても奇麗でした。
よし、日比谷線シリーズは今後03系と3000系が発売されるとうれしいですね。