今回はGM東急9000系のジャンク品を組み合わせ、大井町線転属時の赤帯の9001Fを作っていこうと思います。
何年も前に先輩からもらった中間車のボディ2両分を活かすため、ぽちフェスやGMストアなどでバルク品やジャンク品を組み合わせました。
先頭車はぽちフェスで購入したライトユニットなし・完成品を2両。中間車3両中2両2両は先輩からもらったボディにGMストアのバルク品や、部品取りで買った状態が悪そうな車両から部品を流用し、残りの1両はジャンク品を使用します。
動力はぽちフェスで9000系のボディに組まれていたものを流用。
このときにステンレスキセクーラーが欲しくて、クーラーの複製のベースとして買った組立済ボディが2次車の物であったため、9007Fも製作する運びとなりました。
先頭車はライトユニットなしで終電も非対応だったので、ライトユニット搭載と集電化加工を行います。

旧タイプシャーシ
ジャンク品は集電板を組み込めば集電化することができるタイプですが、台車が非対応、集電板もついていないのでそれぞれに集電板を取り付けます。

シャーシ加工部
入手したGMの集電板が現行のTR200に対応しているタイプの物なので、旧タイプシャーシには対応していないので斜線部、一部突起を削ります。

台車加工部
台車は取り付けピン周りをφ0.5㎜で3個ほど縦に穴を開け、ナイフで穴をつなげます。
集電対応台車を使いたかったのですが、現行のものはピポット軸の台車なので旧シャーシに対応していないので加工を行います。

台車集電板加工
このように一部カットし、曲げていきます。集電は車輪踏面に集電板を当てて集電する方式にしてみました。
台車枠をかっつり加工するよりこちらの方が簡単に加工ができるのでこの方法にしています。

組み立てた台車
車輪踏面と接触する部分は当てすぎると転がり抵抗が強いので、程よく調整します。
車輪は終電に対応車輪だと左右の車輪と軸が金属棒でつながっているため、短絡してしまいます。
KATO中空軸車輪など、左右の車輪が絶縁物で接続されている車輪を使うことで短絡を防ぎ、集電することができます。

台車とシャーシのツナギ
シャーシ集電板と台車集電板をつなぐ突起部(台車側から出ている突起)が短いため、カプラーについているバネをシャーシ側の溝にはめ込み、台車側と接続します。

台車とシャーシの接続
試しに接続しました。このように加工を行いました。転がりはちょっと悪いですが、集電は問題なし。
この台車側の集電板の加工は2次試作品で、1次試作品は集電板の加工がこれより面倒くさく、ちょっと集電率が悪いので今後このタイプにしていこうと思います。