新年最初の製作は静岡鉄道の新型車両A3000形(クリアーブルー)です。

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パッケージ
会社限定品。2016年発売。先頭車2両セット。1箱2300円。
静岡鉄道で登場した新型車両A3000形。登場から半年ちょっとで製品化されました。
今までのBトレにない部品構成の車両となっています。製品はパンタあり先頭車1両とパンタなし先頭車1両をそれぞれ1両ずつ製作することができます。
2012年の1000形リニューアル車以来4年ぶりの会社限定販売となります。

まずは部品一覧
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使用部品(クモハA3000形)
新静岡寄り先頭車クモハA3000形の部品です。クハA3500形になると、屋根パーツ、妻板の変更と、パンタグラフがなくなっただけであとは一緒です。
普通のBトレとは違い、バンダイの主力プラモデルであるガンプラに近いような部品わりとなっています。

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正面ガラス、スカート、連結器、妻板
正面ガラスとスカートは別パーツとなり、スカートに前照灯、尾灯、運転台ユニット部分が再現、塗装されています。連結器はダミーカプラーになっていて、スカートに取り付ける形になっています。

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ガラスブロックパーツ、側面板(扉)、側面板(ボディ)
今回の目玉はこれ。今まではガラスパーツ+側面板が基本で、一部車両は扉部分が一緒に成形されたガラスパーツ+扉部分がくり抜かれた側面板(メトロ6000系など)や、車体ブロックパーツ+ガラスパーツ+側面板(新幹線シリーズ)がありましたが、今回はガラスブロックパーツ+側面板(扉)と側面板(ボディ)と別れています。
今までのように1枚の板に複数色を塗らなくてもいいように作り方を変えたものと思われます。
改造する方としてはこちらの方が青い側面板を塗り替えるだけで、今後出るほかの色の車両にも簡単に対応できるというメリットがあります。
ドア枠、くつずり、雨どいは銀色で色が差され、白色は新幹線0系のようにつやありのホワイトになっています。
なお、この白い側面板は前面板上部の方にまでかかるように作られていますが、これが一つ問題となってしまっています。

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台車
台車レリーフです。グレーに塗装されています。

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屋根
屋根はパンタありとなしが付属。クーラーは別パーツとなり、パンタグラフとともにアンダーゲート処理が施されています。

組み立て方
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ガラスブロック
1、ガラスパーツとブロックパーツ(運転台側はカプラーポケット無しで、連結面はカプラーポケットあり)を組み合わせる。

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前面板
2、前面板にスカートを取り付ける。前面板裏側から行き表示ステッカーを貼り付け。
反転印刷された土台ステッカーに数種類ある行き先表示ステッカーを選択して貼り付けます。

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ボディ組み立て
3、前面板を先に付け、屋根、妻板と側面板(ボディ)を取り付け。

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ボディ組み立て
4、側面板(扉)とクーラー、パンタ、連結器を取り付けます。
こんな感じで組み立てます。
写真では見えづらいですが、左右から部品を合わせるため、側面板(扉)パーツが前面板の上部で組み合わさるため、つなぎ目ができてしまいます。また、ピンなどではめ合わせるのではなく、固定もされないし、微妙に合いが悪いので良く目立ってしまうという欠点があります。

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完成したパンタあり先頭車
完成したパンタあり先頭車クモハA3000形です。青いボディに白い扉と幕板が組み合わさって鮮やかです。

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正面
正面です。おでこの継ぎ目がよく目立つので、ツイッターで見かけた白いステッカーの余白などを貼り付けています。
近くで見ればわかってしまいますが、遠くから見れば大丈夫でしょう。
実車のガラス部分とFRP部分の曲線の分割線を再現するべくこのような部品割りになっています。
ガラスパーツ越しに運転台コンソールが見えたり、前照灯や尾灯が見えるのもリアルでいいですね。
結構出来がいいのですが、おでこの分割線だけは残念でした。

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側面
側面です。色ごとに部品が分けられているので、塗装の分割線がないので見栄えは良好。ロゴ、号車番号、車イス、ベビーカー、車番、A3000ロゴ、側面表示器ステッカーを貼り付け。

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屋根
クーラーが別パーツ化されているので塗装ははみ出しとかないので良いですね。

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妻面
最近の車両ではあまり見ない拡幅貫通路となっています。配管、はしごがモールドで表現されています。

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パンタなし先頭車クハA3500形
完成した新清水寄り先頭車クハA3500形です。

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屋根
こちらには連結面にSRアンテナがついています。

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妻面
こちらははしごもないすっきりと、シンプルな妻面ですね。

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2両編成1本製作
製品としてはガンプラのような部品割りとなり、塗装の簡略化が行える構造となっています。
特徴的な前面、ディティールにこだわった造り、塗装も明るく、表記類も豊富でいい製品です。
おでこの継ぎ目が目立たなければ文句なしですが、目立ってしまっているのでそこがちょっと残念ですね。
今後発売されるかもしれない他の色は改善されるといいのですが、多分そのままで販売されるかもしれませんね~。