今回は伊豆急8000系TB-5編成です。

パッケージ
2016年発売。クモハ8255(前パン)-モハ8105-クハ8005の3両セット。1箱4500円+税。
TA-5編成と同時発売されたTB-5編成。
製品は熱海寄りからクモハ8255-モハ8105-クハ8005となるTB-5編成をモデルとしています。
ユーザー取り付けパーツ、動力用台車、変更用行き先表示器、車番ステッカーが付属。
メーカー推奨部品は
・動力 TM-08R(20m級A)
・トレーラー化パーツ TT-03R
・パンタグラフ 0238 PG16(モハ8105)
・パンタグラフ 0249 PT7113B(クモハ8257)
となります。
まずは熱海より先頭車クモハ8255

クモハ8255
前パンのクモハ8255。元は東急時代のクハ8000形で、主電動機とパンタグラフの増設改造が行われて直接この形式になったものと、パンタグラフがない伊豆急クハ8050形を再改造してこの形式に組み込まれたものの2種類があります。

正面
正面です。車番、行先、運行番号は印刷済み。前照灯や尾灯はクリアーパーツになっています。
ワイパーは窓ガラスにモールドされています。小さく編成番号もガラスパーツに印刷。
5637M 普通伊豆急下田が印刷済みとなっています。


側面
側面です。弱冷房車表記、車番、社紋、行き先表示が印刷済み。行き先上時期は小型タイプです。
MGなどの補助機器が付いています。コンプレッサーがくっついていないけど除湿装置がついているのは気にしてはいけなさそうです。

パンタ増設部分
パンタ増設部分です。クーラーを1基撤去し、その跡地にパンタグラフを取り付けているわけですが、冷房能力が落ちるため、小型のクーラーを新設しています。
モールドが甘めですね。配管のモールドも細く、配管押さえなども目立たない仕様になっています。

妻面側に向かう配管
妻面側に向かう配管です。

妻面
増設された配管が表現されています。
次に中間車モハ8105

モハ8105
モハ8105です。

側面
側面です。形状は東急8000系のデハ8100と一緒。


妻面
パンタ側は引き戸がついています。
次は伊豆急下田寄り先頭車クハ8005

クハ8005
クハ8005です。

正面
正面です。運行番号、行き先表示、車番は印刷済み。つくりの問題か、スカートが弧を描いていますね。


側面
側面です。この車両はトイレが設置された車両です。


トイレ増設部分
増設部分はふさぎ板が新たに取り付けられて、塗装も色味が違う銀が使われています。
妻面もふさぎ板が取り付けられ、構造上貫通路の一部をふさいでいるところも表現されています。

ユーザー取り付けパーツ
ユーザー取り付けパーツはTA-5編成と同じく、信号炎管と列車無線アンテナを取り付けます。
一旦屋根を外し、箱の裏に書いてある説明通りに屋根裏のガイド穴に沿って穴を開けます。

3両編成を投入
TA-5編成に引き続き、TB-5編成を投入。TB-1編成はGMキットから一部使用は異なりますが製作しました。
GMキットでTA-1編成を作ろうと思っていた矢先、この製品化が発表されたので今現在着手はしていません。せっかくの塗装済みキットが…
TA-5編成とともにTNカプラーなどを取り付けて走行化をしてやりたいと思います。
製品としてはなかなかいい出来ですが、個体によって埃を巻き込んだ塗装がされていたり、スカートのゆがみがあったりと、ちょっといまいちな点もあります。