今回は京急電鉄の黄色い事業用車でおなじみ、デト11・12形です。

パッケージ
京急限定品。京急ファミリーフェスタ2014で先行販売、5月26日より京急電鉄の売店で販売。先頭車2両セット⁺おまけパーツのセット。1箱2000円。SG採用。
デト11形と12形をそれぞれ作ることができ、おまけパーツが1両分入っているので、2箱購入することで更新前の車両が作れます。
車両本体

使用部品
車両本体2両分⁺コンテナ1個⁺屋根2種類⁺パンタグラフ2種類⁺更新後の前面板2枚と台車レリーフが2両分⁺おまけパーツで更新前の前面板1枚と台車レリーフが1両分付属。

前面板
左が角型ヘッドライトの更新後の前面板(2枚付属)と、右が丸型ヘッドライトの更新前の前面板(おまけパーツ、1枚付属)です。
個人的には丸型ヘッドライトのほうが親しみやすいかな?

台車レリーフ
上が更新後(2両分付属)で下が更新前(おまけパーツ、1両分付属)です。

屋根パーツ
左がデト11形用で右がデト12用。それぞれ1枚付属。

パンタグラフ
シングルアーム式とひし形が1個ずつ付属。今回は初めてランナーにくっついたままでの封入となりました。

完成したデト11形
完成したデト11形です。この車両は動力化改造(後述)を行っています。
実際はコンテナを積んで走行することはないようですね…

側面
よくこの車両を製品化したと思うほどの驚き。
最初は動力かどうするんだろうなぁ…やるならキャラメルNを使うべきかと思っていましたが、コンテナパーツと動力カバーを用いることで可能にするとはお見事としか言えません!
よく思いついたなぁ、この構造。

完成したデト12
こちらはコンテナを搭載していない方。コンテナ搭載はどちらでも可。乗せるも自由、乗せないも自由、2個乗せるのも自由。

側面
無蓋部をよく作った。なお、そのままシャーシをはめると無蓋部の床板にある固定用の爪が当たってしまうので切り落とす必要があります。
動力化(後述)をする際にSGやSHGだとディスプレイが不可能になるので、カプラーポケットがある新HGをはかせています。

コンテナありと無しの比較
しかしよく作ったなぁ、この構造。フラットな無蓋部もちゃんと作られているし、妻板の作業灯などがしっかり作られています。
動力化改造・コンテナ搭載化改造
コンテナ搭載と動力化を行うには改造が必要となりますので、載せておきます。

無蓋部床板
コンテナを搭載するには無蓋部床板を加工する必要があります。裏側にガイドがあるので、それを削ります。
緑色に塗った部分を削ることでコンテナを搭載できるようになります。
また、切削はしやすいですが、結構もろい素材でできているので、加工は注意しながら行わないと割れる可能性があります。
動力化するには不要になるので使いません。

妻板と手すり部
動力化するにはこのパーツを加工する必要があります。
手すり部は連結用のピンをカットし、妻板は裏側にガイドがあるので、それを削ります。
また、無蓋部床板と同じ素材で妻板はできているので、割れやすいので注意。

加工後
加工するとこのようになります。なお、手すり部のピンをカットすると連絵kつできなくなるので、うちは新HGシャーシを加工して取り付けています。

コンテナ
また、動力を隠すためにはコンテナを加工しなければなりません。ガイドがあるのでそれに沿って加工します。

コンテナ
加工して動力カバーを取り付けた状態です。これで車体側の加工は終了です。
また、動力化にはKATO製ではなく、バンダイ製動力を使います。これも端をカットする必要があります。KATO製はガラスパーツに動力のサイドが干渉するので、バンダイ製が一番かと。

2両編成で製作
本当に製品化するとは思っていなかった車両で、よく製品化した!と思いました。
ステッカーにはデト15-16、17-18の車号が入っていますが、これらはこの車両と違う形態をしているので、再現するには加工が必要になります。
でも、デフォルメされた車両としてみるならそのまま作ってもいいかも。
動力化もしっかり考えられていて、おまけパーツがついてこの値段は安い方だと思います。
今度動力と台車を買ってきて走らせよう!