今回は東武東上線～東京メトロ副都心線～東急東横線～横浜高速鉄道みなとみらい線を走る東武9000系です。
パッケージ
東武限定品。先頭+中間の2両セット。SHG採用。1箱1400円。ブロックパーツが改良されました。
東武10000系が製品化されると発表された時と同時に発売日、場所、方法は不明のまま情報が登場し、JAMで試作品が公開された後に情報が削除され、10月5日の横浜駅の鉄道イベントで突如発売された製品です。
当日まで情報がまったく公開されていなかったので、まさにゲリラ販売でした。
先頭車部品展開図
側面は10000系と同じパーツ。前面板は更新前と更新後の2種類付属。妻板は更新後検査表記あり、更新前、更新前手すりありが付属。
前面板比較
右が更新後、左が更新前。ヘッドライトの形状が変わっています。
完成したクハ9000･9100
完成した先頭車です。ステッカーが豊富で、行き先がLEDだと通特 元町･中華街、特急 元町･中華街、急行 小川町、通勤急行 森林公園、準急 川越市、普通 新木場、普通 和光市、普通 池袋、普通 渋谷が。
幕だと特急 池袋、急行 小川町、急行 森林公園、普通 和光市、普通 新木場、普通 池袋、準急 川越市が付属。
側面方向幕もつき、車椅子ステッカー、弱冷房ステッカー、優先席ステッカー、新旧ロゴが付属します。
今回は切り貼りして通特 森林公園にしました。
ステップ比較
ドア下のステップ(?)部分が10000系と同じ型を流用しているために製品では存在してしまいます。
説明書ではこの部分を切り取ることで実車に近づきますと書いてあるので、切り取りました。
この部分は薄くできているので、裏側に段差があるので、そこに切込みを入れて切ると簡単に切れます。
中間車部品展開図
妻板は更新前と更新後の配管ありと、更新前と更新後の手すりあり、更新後の手すりなしが付属。
パンタグラフも下枠交差とシングルアームパンタが付属。
完成したパンタなし中間車
完成したモハ9900･サハ9700･モハ9600･サハ9400･モハ9300です。
モハ9900の川越寄りには車椅子ステッカーを貼り付け。
完成したパンタあり中間車
完成したモハ9800･モハ9500･モハ9200です。パンタグラフはGM PT71Cを載せました。1基分足りなかったので、確保するまでとりあえずPT71Dを搭載。
モハ9200には弱冷房ステッカーと、池袋寄りに車椅子ステッカーを貼り付け。
屋根比較
独特な形状のクーラーが再現されています。
完成
10両編成1本を製作。クオリティは結構高いです。良い製品です。
でも、10両作るのに11200円。高い。4両でも2800円は高いよなぁ･･･私鉄限定品とはいえ、妻板ぐらいしかおまけパーツが付かないでこの値段というのは、企業努力が足りないんじゃないですかねバンダイさんといえる商品。
私鉄限定品だからいいけど、今後一般販売される商品がこの値段になると、新規ユーザーが嫌がるきがしますねぇ･･･1両単価420(旧･HG)→525円(HG･新HG)→630円(新HG･SHG)→735円(SHG)と来た。525円に値上げした時は新HGになったし、何より原油危機で原材料が高騰したというので納得しましたが、同じ新HGで630円に値上げした時はちょっとがっかりしました。
そして630円で質が格段にガタ落ちしたSHGになってさらにがっかり。今回ステッカーが豊富なのとブロックパーツが改良されたことでちょっと見直しましたが、Nとティスプレイ両方で遊ぶ人にとっては相変わらずダメなままのシャーシで735円に値上げされたことにちょっとした憤りが。
足回りがブロックパーツと台車が一体化しているHG･新HG系で735円なら個人的に納得できるのですが･･･
2800円って、同じバンダイのガンプラのMGでもなかなかのやつが買えますよ。編成で11200円って、ガンプラ最高峰の技術で作られた初期のPGが買えちゃいますよ。正直高いです。
最後にひとつ、東武さん、ゲリラ販売だけはやめましょうよ。買いに行くのが大変だから。
愚痴ばかりになってしまいましたが、製品は質がよく、ステッカーも豊富なので満足していますよ。
このクオリティとステッカーの豊富さからして、明日先行発売される西武6000系、今後発売される東武10000系と10030系は期待できますね。
尚、東急Bトレは来年3月に伊豆急8000系(8500のお面つき)とついに4110Fのヒカリエ号が製品化されます。
伊豆急8000系は前回と内容は変わらないでしょう。
ヒカリエ号は特殊印刷で側面が再現されます。1箱1800円とか物凄く値段を吊り上げてきましたね。編成で14400円って、特殊印刷のY500でも1箱1680円で抑えていたのに･･･やっぱ企業努力が足りませんねバンダイさん。
と、いいつつ買いますけどね。