2000系電車

1957年に登場した、日本車輌製の車両です。3両編成4本が投入され、特急、普通電車で活躍しています。
当時の車両の中ではかなり性能が高い部類に入り、車両技術もレベルの高い物、当時余り使われていなく、今では主流となった技術や、接客設備も上質な物を提供していました。
半世紀にわたり、長野電鉄の看板電車として活躍していましたが、老朽化に伴い、東急電鉄から購入・改造した8500系電車の登場により、B編成が。小田急電鉄より1000系ゆけむり4両編成2本(ロマンスカー10000形)の無償譲渡によりC編成が廃車にされ、計2編成が廃車にされました。
編成構造は長野方からモハ2000形偶数(M)-サハ2050形(T)-モハ2000形奇数(M)の編成で、サハを抜いた2連運行や、サハを2両組み込んだ4両編成での運行も可能ですが、冷房化に伴いサハにSIV(静止型インバーター)を搭載したため、3両固定編成で活躍しています。
客室内シートは回転式クロスシートで、戸袋部分はロングシートとなっています。
第3編成は当時では珍しいシートラジオを搭載していましたが、電波受信状況が悪かったようで、すぐに撤去されたようです。
A特急(ゆけむり)の代走でA特急で走ったり、メインのB特急で活躍していますが、2010年になり、JR東日本が成田エクスプレスで活躍していた253系を全車E259系に統一したため、長野電鉄は余剰となった253系3両編成2本を購入、改造して特急で使用することを発表しました。
そのため、2000系の活躍の場はもっと狭くなるどころか、全車廃車の危機に瀕しています。

2000系 マルーン塗装

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登場時のマルーン塗装です。実車は1957年に登場し、長野電鉄の顔として、2008年現在も活躍している電車です。
3両編成4本が作られ、今は2編成(A、D編成)のみが活躍しています。登場時は非冷房でしたが、今は冷房化され、電動方向幕も装備されて塗装も変えられて活躍しています。管理人が私鉄の中で気に入っている車両5本の指に入る車両です。昔はA特急で活躍していましたが、近年では小田急電鉄より無償譲渡された1000系(ロマンスカー10000形HiSE)がA特急ゆけむりとして活躍し始めたため、主にB特急と普通運用に就くことが多くなっています。
車内はオールクロスシートでした。
Bトレでは2両セットで販売され、現行塗装以外は登場時と現行の前面が付属(現行塗装は現行版のみ付属)し、屋根も冷房仕様と非冷房の2種類が付属。

りんご塗装

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りんご塗装です。方向幕はそのまま貼ると格好悪いので、プラ板をH型に加工、接着して貼り付けました。

現行塗装

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現行塗装です。方向幕はりんご塗装と同じ加工をして貼りました。やっぱり長野電鉄と言えば、この電車ですね。
実車に乗ったときは感動しました。あぁ、もう1度乗りたいですね。

8500系電車

2005年に登場した車で、東急電鉄で活躍していた8500系を譲受し、東横車両電設(現・東急テクノシステム)にて改造した車両です。
全車M2c-T-M1cの3両編成で構成され、運転系統にあわせたワンマン化、寒冷地を走るため、ドアレールヒーター増設、足下ヒーターの強化、それ以外にサービス面で車内表示機、ドアチャイムの取り付け、行き先方向幕のLED化、中間車に新設貫通引き戸の取り付けなどが行われました。
2005年に投入された車が
T1編成・・・長野寄りからデハ8511(8601)-サハ8551(8903)-デハ8501(8501)
T2編成・・・8512(8602)-8552(8908)-8502(8502)
の2本で、2006年投入車が
T3編成・・・8513(8603)-8553(8903)-8503(8503)
T4編成・・・8514(8605)-8554(8910)-8504(8505)
の2本です。東急8500系のトップナンバーから初期型が譲渡されて活躍しています。
2008年投入車が
T5編成・・・8515(8624)-8555(8920)-8505(8524)
T6編成・・・8516(8841)-8556(8944)-8506(8730)
の2本です。T5編成からM2c車にもパンタグラフが増設され、両先頭車に1基ずつ設置され、スカートも設置されました。
また、T6編成は中間車から作られた新設運転台の車両で、独特な雰囲気の顔付きとなっています。
全車長野~信州中野間のみで活躍しています(信州中野以降の急勾配が性能的に上れないため、入線不可)。

8500系 T1編成

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2005年度投入分をモデルにしてBトレ東急8500系から改造した物です。
行き先、車番ステッカーはGM製の物を、社紋板は写真を取り込んで作りました。
中間車の新設貫通引戸は再現していないので、両開き貫通引戸で代用しました。
その内他の編成も作りたい・・・T5、T6編成あたりを・・・

1000系(2代目) ゆけむり

2005年に小田急電鉄より無償譲渡された10000系電車(Hi-SE)を日本車両にて改造し、1000系として登場した車両です。
小田急時代は11両編成でしたが、長野電鉄では4両編成に短縮されました。
改造に際し、ヒーターの強化、補助電源装置の移設等が行われ、塗装もワインレッドから長野電鉄の赤塗装となりました。また、トイレや洗面台は設置されていません。
2010年現在、2本が活躍しています。また、登場により2000系B、C編成が廃車となりました。

1000系S1編成

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とある人から譲渡された車両です。4両編成1本を譲受しました。
小田急10000系の編成短縮版です。塗装はもちろん小田急時代のままですよ。塗装を直す気が無いのでそのままです。

商品情報 2000系

○登場シリーズ
・セットシリーズ・・・2両セット
○お値段
・1箱1,050円
○使用シャーシ
・HGシャーシ
○その他情報
・日車夢工房限定
・長野電鉄主要駅でも販売
○その他情報
・現行塗装以外は前面板が2枚付属(初期形・後期形)
・屋根は冷房・非冷房の2種類が付属
○カラーバリエーション
・マルーン塗装
・りんご塗装
・現行塗装