JOHN DAVID SOUTHER

「JOHN DAVID SOUTHER」 1972

　７２年リリースの１ｓｔアルバムです。

　イーグルス以前のグレン・フライとロングブランチ・ベニーウィッスルというデュオを
結成していたこともあり、グレン・フライも本作には参加しています。

　後年の作品あたりと比べると、このアサイラム盤はちょっと地味でシンプル、
アコースティックなタッチのＳＳＷといった印象は拭えません。
ウェスト・コーストでの以後の活躍を踏まえた上で改めて本作を聴くと、
カントリー・ロック風の「The　Fast　One」など完成度としてはなかなかのモノ。
どちらかというと穏やかな曲に名作が多いＪ．Ｄ．ですが、
けっこうアップテンポのカントリー・ロックもイケてますよ。

　イーグルスがカヴァーした「How　Long」など、本作はどうしても
「プロト・タイプ」とか「アーリー・イヤーズ」的な聴き方をされがちですが、
（もちろんワタシもそうでした。）
シンプルでいて完成度も高い、まさしくＳＳＷの真髄みたいなモノを
感じさせずにはいられません。

Ｊ．Ｄ．の割合地味な１ｓｔアルバム 「JOHN DAVID SOUTHER」

Ｊ．Ｄ．の割合地味な１ｓｔアルバム　「JOHN　DAVID　SOUTHER」