VINCE　GILL　「THESE　DAYS」　　　　　2006

　DISC-4　「LITTLE　BROTHER」

　フラット・マンドリンとコーヒー・カップ、古いマイクロフォンに
カードの一番上はハートのエース．．．。

　ＤＩＳＣ－３はカントリー・テイスト溢れる１枚でしたが、
このＤＩＳＣ－４は彼のルーツであるブルーグラスを大きくフィーチャーした
アコースティックな内容となっています。

　ゲストはデル・マッコーリー、リン・ハワード、ガイ・クラーク、
ジェニー・ギルなどで、「Cold　Gray　Light　Of　Gone」や
「Give　Me　The　Highway」ではマッコーリー一家がバックを担当してます。
ヴィンスの甘いハイトーン・ヴォイスもブルーグラス調の曲では活き活きしています。

　ブルーグラス調の曲に混じってブルーズ風の「Molly　Brown」や、
ドブロにジェリー・ダグラスが加わったマイナー・メロディの「Girl」などが
差し込まれているのも面白いです。
同じくマイナー・メロディの「Almost　Home」、父と子の愛情を唄ったもので、
ガイ・クラークが息子へ語りかける語りを担当しており、
４ＣＤの最後の最後で渋い存在感を示して４ＣＤは幕を閉じます。

　ワタシはこの４枚をそれぞれ間をおいて聴きましたが、方向性の違うこの４枚、
ぶっ通しで一気に聴いても飽きないと思います。

　とりあえずヴィンスの創作意欲に乾杯！！

ヴィンス・ギル 「THESE DAYS」 DISC-4

ヴィンス・ギル　「THESE　DAYS」　DISC-4