SWEET THURSDAY  「SWEET THURSDAY」     1968
 
 『ザ・ローリング・ストーンズ、ジェフ・ベック、ジョン・レノン、
クイックシルヴァー・メッセンジャー・サーヴィス等、
英米ロック界の名裏方として活躍したキーボード・プレイヤー、
ニッキー・ホプキンスが、初期マリアンヌ・フェイスフルを手掛けた
プロデューサー/セッション・プレイヤーのジョン・マーク、
キャット・スティーヴンスのセカンド・ギタリストとして活躍する
アラン・デイヴィスに加え、ハーヴェイ・バーンズ(ドラムス)、
ブライアン・オジャーズ(ベース)といったロンドンのスタジオ・シーンで
活躍していた5人組からなる<セミ・スーパー・グループ>
唯一のアルバム。』
 
 
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 ニッキー・ホプキンスはジェフ・ベック・グループ加入以前、
ジョン・マークはメイオールのブルーズ・ブレイカーズ加入以前、
という時期で、ジョン・マークは後のブルーズ・ブレイカーズで知り合った
ジョニー・アーモンドとマーク=アーモンドを結成します。
 
 ジョン・マークの唱法はどちらかというとウィスパリング・ヴォイスで
唄い上げるというスタイルなんだけど、ここではディランの影響なんかが
覗えます。マーク=アーモンドで開花するジャジーなテイストは
ここでは微塵もなく、あくまでもフォーキーなロック・サウンドです。
 
 圧巻は「Gilbert Street」で、静と動が交互にやってくるこの快感!
これにジャジーなエッセンスを加えると後のマーク=アーモンドになりますよ。