CASSANDRA WILSON & JACKY TERRASSON
「RENDEZVOUS」

1997
 『PRINCESS OF DARKNESS
90年代最高のヴォーカリストが織りなすピアノとの対話。
スイングジャーナル主催第31回(97年度)ジャズ・ディスク大賞
金賞受賞作品。』
 
 
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 原題は「RENDEZVOUS」、邦題は「テネシー・ワルツ」。
ブルーノート3作目、前2作とは違い、ジャズ・スタンダードで構成。
プロデューサーもロック寄りのボブ・ベルデンなんだけど、
音は紛れもないジャズ、というかニュー・アフリカン・ブルーズ。
元々がフォーク系のSSWだったカサンドラが、
この時期、スタンダードをこれだけ唄いこなすのは珍しいのでは?
 
 先に「ニュー・アフリカン・ブルーズ」と表現しましたが、
これは本作の解説で、渡辺亨氏が名付けたネーミングです。
本作に収録された「Tennessee Waltz」や「Old Devil Moon」は
ジャジーであり、かつブルージーでもあるという、
まさにカサンドラの真骨頂だと言えるでしょう。
かなりディープな一枚でした。