TOM WAITS  「BAD AS ME」      2011
 
 『「ミュール・ヴァリエイションズ」アルバム以来、
我々が最も待ち望んでいたものだ。・・・米MSN
「ロックの殿堂」入りも果たした孤高の天才音楽詩人、
7年ぶりニュー・アルバム』
 
 
 
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 全体の印象としては「都会のブルーズマン」て感じ。
以前のポコポコしたパーカッション群も鳴りをひそめ
ブルージーに自分の世界を展開するトム。
 
 いつものしわがれ声ではなく、裏声で唄う「Talking At The Same Time」、
ディヴィッド・イダルゴ(ロス・ロボス)のギターが華を添える
アップ・テンポのブルーズ「Get Lost」、
お約束の"美メロ"「Pay Me」、アコーディオンとヴァイオリンがいいね。
ちょっとメキシカンな感じもする「Bad As Me」、ここでの
チャーリー・マッスルホワイトのハーモニカがいい味出してます。
ジャジーな美メロ「Kiss Me」、
キース節炸裂!キース・リチャーズ参加の「Satisfied」、
そのキースとのツイン・ヴォーカル「Last Leaf」"しわがれダブル"で迫力!
この声でこんな美メロを唄われるとたまらんねぇ。(笑)
 
 そして一番のお気に入りは「New Year's Eve」、
これまた美メロなり。今回は美メロ率かなり高し。
「蛍の光」(正確には原曲の「Auld Lang Syne」)が挿入されるあたりは
感動モノですぞ!憎いね、これは。