DANNY O'KEEFE  「O'KEEFE」      1972
 
 『70'sヒット・ソングのマスター・ピース
「グッド・タイム・チャーリーズ・ガット・ザ・ブルース」を含む
シンガー・ソングライター、ダニー・オキーフが紡ぎだすいぶし銀の12編。』
 
 
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 「Good Time Charlie's Got The Blues」は、後にも先にも
オキーフの唯一のチャート・イン・ヒットです。(ビルボード9位)
この曲はカントリー・シンガーを始め、結構いろんなヒトにカヴァーされてます。
また、ジャクスン・ブラウンが昔アルバム「孤独のランナー」でカヴァーした
「The Road」もオキーフの作品ですね。
 
 本作で唯一他人の曲を唄ってるのが、ハンク・ウィリアムズの「Honky Tonkin'」で、
アルバムの流れから言うと、ごく自然な選曲、やっぱりカントリー・ソングを
聴いて育ったヒトなんでしょうね。
 
 さて、ジャクスン・ブラウンが取り上げた「The Road」、
ジャクスンはフィドルなんかも導入していい感じに仕上げていますが、
オキーフのベースはまったく崩さず、ほとんどノー・アレンジで唄うほど、
完成された曲だったんですよね。
 
 当時はこのアルバム以外はまったくシーンを賑わした作品もなく、
ほとんど忘れ去られたヒト、って印象でしたが、いや、なかなかいいですよ。