BLOOD, SWEAT & TEARS 
「NEW BLOOD」 
1972
 
 前作「4」までディヴィッド・クレイトン・トーマスのソウルフルな唄声が
聴けましたが、そのD.C.トーマスが脱退、替りにジェリー・フィッシャーが加入。
バックのブラス陣もほとんど入れ替わり、タイトル通り「新しい血」による
新生BS&Tです。
 
 
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 ですからD.C.トーマスに較べて線が細い...とか言ってはいけませんぞ。(笑)
当時のレビューはそればっかりでしたから。(笑)
 
 さて名刺替りのオープニング「Down In The Road」、
ハーモニカ誰が吹いてんだかわかんないけど、
このリフはクリームの「クロスロード」を想わせるようなブルージーなナンバーです。あれれ!?ディラン作でした。
今までにもいろんなカヴァー曲をアレンジして収録してましたが、
これは今まで以上の「BSTマジック」です。
クレジットを見るまでわかりませんでしたよ。
 
 カヴァーと言えば、今回は他にバリー・マンの「So Long Dixie」や
THE CITY時代のキャロル・キングの「Snow Queen」、
そして何とハービー・ハンコックの「処女航海」なんかもあります。
その「処女航海」、フレディ・ハバードのトランペットのパートを
スキャットでフォローしたところは、まさにアイデア賞でしょう。