JOHN RENBOURN GROUP 
「THE ENCHANTED GARDEN」
1980
 
 ジョン・レンボーン・グループ名義では
77年の「A MAID OF BEDLAM」に続く2作目ということになります。
 
 
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 いきなりタブラだけをバックにコーラスで唄う
「A Pavan "Belle, Qui Tiens Ma Vie"」、仏語で唄われるのは
新たに加入した仏人マルチ・プレイヤーのジョン・モリニューのアイデアでしょうか。
 
 さて、ペンタングルの音楽性を継承してるのは
まさにこのジョン・レンボーン・グループだと思うのですが、
「The Plains Of Waterloo」のような美しいトラッドを
ジャッキー・マクシーが切々と唄い上げる...
まさにペンタングルの再来ですね。
 
 ジャッキーの無伴奏歌唱の「A Bold Young Farmer」、
タブラとフルートで始まるインド風の展開から
ジョンの変則チューニングをフィーチャーしたブルージーな雰囲気も束の間、
再度フルートが登場し、インド風のスケールを展開する「Side Brahim」など、
前作に続き、トラッドとインディアン・スケールが融合した、
まさに「魔法の庭」といった摩訶不思議なサウンドです。