BLOOD, SWEAT & TEARS 
「CHILD IS FATHER TO THE MAN」
1968
 
 アル・クーパー主導型の「1st」です。
 
 
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 管ロックなのにストリングスなども導入した欲張りなバンド。
 
 ワタシ的にはディヴィッド・クレイトン・トーマスが加入した「2nd」以降が
好きです。アルが好きかD.C.トーマスが好きか、は意見の分かれるところです。
 
 ちょっと内容的に散漫で、実験的なところがうかがえますが、
全体的に線が細いのは否めません。
ただ、アルの曲作りのセンスはピカイチで、カヴァーのアレンジも秀逸。
ティム・バックリィやニルソン、ランディ・ニューマンにキャロキンなどの曲を
上手くアレンジしています。
しかし、アル・クーパーが主導し、尚且つプロデュースはあのジョン・サイモン、
とくれば、正直ちょっとモノ足りないような気もしないではありません。
 
 ワタシ的にはアルの楽曲も素晴らしいけど、「Morning Glory」や
「Without Her」などのカヴァー曲のアレンジが好きです。
特にボサノヴァ的な香りのする「Without Her」のようなミスマッチな部分に
アルのセンスの良さを感じますね。
 
 ところで「子供は人類の父である」という直訳タイトル、
本当は日本のことわざの「三つ子の魂百までも」的な意味合いらしいのですが。
アルバムのジャケ写真を見ると「子供は人類の父である」もうなづける?