SAM LEE  「GROUND OF IT'S OWN」       2012
 
 『過去なのに未来。突然変異で現れた魂のシンガー。
英国に古くから伝わるトラヴェラーズたちの数々の歌が未来へと繋がる。』
 
 
イメージ 1
 
 
 
 英国の新星、サム・リーの「Ballad Of George Collins」を
ラジオで始めて聴いた瞬間、亡きバート・ヤンシュを想い出しちゃいました。
若き日のバートほど尖がってはいなく、ちょっとマイルドにした感じですが、
トラッドをベースにしたその曲たちはトラッド好きなワタシには
非常に馴染み深いモノでした。
 
 でも本人はトラッドとの接点はそれほど密ではなく、
トラヴェラーズ(ジプシー)から教わった伝承歌をアレンジして唄っており、
チェロやトランペットなどいろんな楽器を加え、現代風に変化させてます。
 
 「Ballad Of George Collins」の、どことなくダンサブルな要素や、
トランペットのオブリガードの意表をついた「On Yonder Hill」など
ハイ・クォリティなデビュー・アルバムでした。