JOE WALSH  「ANALOG MAN」       2012
 
 久々のソロ・アルバムです。
 
 
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 第一印象
 ①ジェフ・リンのカラーが強すぎて、ジョーの魅力が半減。
 ②タイトルの「ANALOG MAN」は、世に蔓延るデジタル・ミュージックを
  揶揄したものでしょうか。自分自身のスタンスを守りきる、という意味では
  もっとストレートなサウンドにしても良かったのでは?
 ③スカッとさせる爽快感のあるいつものギターが聴けない。
 
 ジェフ・リンが絡んでるトラックでジョーらしいのは
タイトル・チューンの「Analog Man」、でもギター・スライド共に遠慮気味。
 
 逆にジェフが絡んでないモノでは、カントリーぽい「Lucky That Way」、
インドぽい香りの中にもジョーらしさがほのかに光る「Band Played On」、
クロスビー&ナッシュ参加のワルツ「Family」(シンセが耳障りですが)、
かつての名曲「Funk#49」を想わせる「Funk50」あたりが好きで、
「Funk50」ではギター、ベース、ドラムスという3ピース・バンドを一人で演じています。
 
 リンゴ・スターと義兄弟の仲になったり、ポール・マッカートニーとも絡んだり、
本作ではジェフ・リンをプロデューサーに迎えたり、と
何かとビートルズ人脈が見え隠れする昨今ですが、
そのあたりの新しい方向性を見出すファンもいるでしょう。
 
 ワタシは昔のようにパワーを炸裂させ、
スカッとさせて欲しいと願うばかりです。(笑)
 
 結論・・・「もっと弾いてくれ!!」