V.A. 
「THE LOST NOTEBOOKS OF HANK WILLIAMS」 
2011
 
 ハンク・ウィリアムズの遺品の中にあったノートやメモに書かれた歌詞に
新たに曲をつけ足したらどうなるのかしら? というボブ・ディランの発想。
それをディランが一人でやらずに11人のソングライター(兼シンガー)に託す。
人選の中にはジャック・ホワイトのようなちょっと意外なヒトもいますが。
 
 
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 基本的にはハンクが唄ったらどうなるか?
ということを前提に曲が作られてるので
どのテイクも曲としては安心して聴けるはずです。
結果的には大半がカントリー・ワルツという形式になっちゃいましたが。
 
 当然ながら、アラン・ジャクスンやヴィンス・ギルあたりは
このワルツ・スタイルにピタッとハマるんですが、
もちろんディランやリヴォン・ヘルム、そしてラヴィレス姉さんもご立派です。
また孫のホリーが父のハンクJr.と、祖父の歌を唄う的な
親子3代コラボも楽しめます。
 
 マール・ハガードも頑張ってるし、
ヴィンス・ギルのバックでスティール弾いてるのは
ハンクの昔の僚友ドン・ヘルムスで、何でも彼自身の遺作になったとか...。