ANTONIO CARLOS JOBIM 
「TERRA BRASILIS」 
1980
 
 ジョビンの名作をクラウス・オガーマンの弦アレンジを加え、2LPに仕上げたモノ。
 
 
 
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 英語で唄ってるのがちょっと気に入りませんが、オガーマンのアレンジを得て、
ますます曲の美しさが引き立ちます。
 
 名曲「One Note Samba」のイントロでオーケストラとスキャットのユニゾンは
流石!と言わざるを得ないでしょう。葡萄牙語なのも◎。
 
 アルバム・タイトルの「TERRA BRASILIS」とは「ブラジルの大地」
という意味なのでしょうか。ジャケにはブラジルの自然と鳥や動物が
描かれています。
 
 インストの「Marina」の美しさは筆舌に尽くし難いですよ。
ピアノのメロディに絡む弦はジョビン&オガーマンならではでしょう。
ジョビンがオガーマンに全幅の信頼を寄せていたのも頷けます。
 
 ブラジルの自然の美しさを全世界に知らしめようという意図ならば、
英語で唄われるのも致し方ない、といったところでしょうか。