オリジネイターの素晴らしさ JIMMY WEBB 「TEN EASY PIECES」

JIMMY WEBB  「TEN EASY PIECES」       1996

　ソングライター、ジミー・ウェッブが自身の曲をセルフ・カヴァーしたものです。

　自身のピアノの弾き語りをベースにした構成で、グレン・キャンベルでお馴染みの
「ガルヴェストン」や「ウィチタ・ラインマン」「恋はフェニックス」、
アート・ガーファンクルが唄った「ALL I KNOW」、
リチャード・ハリスで大ヒットした「マッカーサー・パーク」等が含まれてます。
彼の書いた大ヒット曲で収録されてないのは「ビートでジャンプ」くらいかな。

　他人により大ヒットした曲ばかりですが、あらゆる装飾を排したジミーの唄、
こんなに唄上手かった？と思わせるほど、胸に突き刺さります。

　特に素晴らしいのは「マッカーサー・パーク」で、あのドラマチックな大作を
ピアノとヴォーカルだけで再現してるんですから、まさにジミーの魔法です。
オーケストレーションをそのままピアノで再現し、それがまったく違和感なし。
小泉元首相じゃないけど「感動した！！」