JONI MITCHELL 
「THE HISSING OF SUMMER LAWNS」     
1975
 
 邦題は「夏草の誘い」。
 
 
 
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 ジャズ系のミュージシャンをたくさん起用してるけど、
決してジャズではなく、やってることはジョニの音で、
ジャジー&フォーキーとでも言いましょうか。
この時期、徐々にジャジーな方向へと進化しつつあったジョニ、
たしかにエレピなどのきらびやかな音は新しい方向性を示唆させます。
しかし1曲目の「In France They Kiss On Man Street」で
ジェイムズ・テイラーやクロスビー&ナッシュのハーモニーが聴こえてくると
正直、ホッとしたものです。
 
 ワタシ的には、このヒトの魅力は意外性のあるメロディだ、と思ってます。
変拍子こそないものの、予想外のコード進行やメロディ・ラインを考えると、
やっぱりジャジーなベクトルってのはプロセスとしては必然かな?
「Harry's House / Centerpiece」の途中、4ビートになるところでの
ジョー・サンプルのピアノは最高!ですね。