20世紀のベスト・ギタリスト100
 
 レコード・コレクターズ5月号に組まれた特集です。
 
 1972年にシンコー・ミュージックより「スーパー・ロック・ギタリスト」が
発刊されました。それから40年、いろんなギタリストが登場しましたが、
60年代から70
年代初頭に脚光を浴びたギタリストが
2012年にはどのような扱いを受けているか?興味深いところです。
 
 
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 まずは1972年の「スーパー・ロック・ギタリスト」で取り上げられたヒトたち。
(  )内は2012年の「20世紀のベスト・ギタリスト100」での順位です。

エリック・クラプトン(4位)
ジェフ・ベック(2位)
ジミー・ペイジ(5位)
ジミ・ヘンドリックス(1位)
デュアン・オールマン(8位)
ジェリー・ガルシア(19位)
ニール・ヤング(28位)
スティーヴン・スティルス(40位)
ロリー・ギャラガー(16位)
アルヴィン・リー
マイク・ブルームフィールド(34位)
ジョン・マクラグリン(98位)
クリス・スペディング(75位)
ラリー・コリエル
ライ・クーダー(7位)
ジョニー・ウィンター(87位)
ジョージ・ハリソン(32位)
ジョン・レノン
リッチー・ブラックモア(12位)
トニー・アイオミ(50位)
ピーター・フランプトン
ロビー・クリーガー
ロバート・フリップ(38位)
マーク・ボラン
ロビー・ロバートソン(72位)
シュギー・オーティス
ピート・タウンシェンド(21位)
ミック・エイブラハムス
ジェレミー・スペンサー
バート・ジャンシュ(43位)
ジェシ・デイヴィス(65位)
ダニー・クーチ
フランク・ザッパ(13位)
スティーヴ・クロッパー(23位)
ジョン・フォガティー(97位)
リチャード・トンプソン(15位)
ジョン・レンボーン
キース・リチャード(6位)
ミック・テイラー(71位)
エルヴィン・ビショップ
テリー・リード
ジム・メッシーナ
デイヴ・ギルモア (14位)
ピーター・グリーン(96位)
ジャスティン・ヘイワード
テッド・ターナー
レスリー・ウェスト(73位)
ジョン・メイオール
デイヴ・クレムソン
テリー・カス
マーク・ファーナー
スティーヴ・ハウ(33位)
カルロス・サンタナ(24位)
デイヴ・メイソン(93位)
 
 なお、デュアン・オールマンが「ドゥウェイン・オールマン」に、
バート・ジャンシュが「バート・ヤンシュ」に、
レスリー・ウェストが「レズリー・ウェスト」に、
ジョン・マクラグリンが「ジョン・マクラフリン」に、表記が変わってます。
 
 40年を経て、その功績を忘れ去られたギタリストもたくさんいます。
70年代ファンとしては、かなり複雑な心境です。
例えば、アルヴィン・リーは70年代のミュージック・ライフ誌(ML誌)の人気投票の
ギタリスト部門で4位に輝いたこともあり、
ジョン・レノンなんかは100選から洩れてますがML誌では11位、
ジム・メッシーナが20位、ジャスティン・ヘイワードが19位、
テッド・ターナーが18位、テリー・カスが5位、マーク・ファーナーが4位など、
70年代にしか認知されなかったギタリストも多いようです。
 
 それにしても「20世紀のベスト・ギタリスト」といいながら、
ワタシよりも若いヒト(同年代も含め)は
エドワード・ヴァン・ヘイレン(1955)、デレク・トラックス(1979)、
ジ・エッジ(1961)、ブライアン・セッツァー(1959)、
イングヴェイ・マルムスティーン(1963)、ジョニー・マー(1963)、
スティーヴ・ヴァイ(1960)、トム・モレロー(1964)と
数えるほどしかいないのもさびしい限りです。