PAUL RODGERS  「NOW」       1997
 90年代前半のポールはジミヘンやマディ・ウォーターズなんかを唄ってましたが、
この97年のオリジナル・アルバム「NOW」はスタジオ・ライヴでの録音で
彼の唄の上手さが十二分に堪能できるはずです。
 
 
 
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 このアルバムのちょっと前までポールのバンドでギター弾いてたニール・ショーンが
共作してる「Saving Grace」なんかは、もちろんニールは参加していないものの、
もしニール在籍時にレコーディングされてたらどんなアルバムになってただろう?
と思わずにはいられないような素晴らしい出来です。
 
 それにしても、このポール・ロヂャーズは若い頃から、まったく衰えを感じさせない、
素晴らしいヴァイタリティの持ち主です。
ワタシ的には、だからこそ、ジェフ・ベックと相性がいいんじゃないか、と
常々思うわけでして...。
というか、逆にジェフ・ベックのギターに太刀打ちできるのは
ロッド・スチュワートなんかじゃなく、ホントはこのポール・ロヂャーズに違いない!
と確信してるのですが...。(笑)
 
 どこかバドカンを思い起こさせるようなサウンド、
でもギターのジェフ・ホワイトホーンはミック・ラルフスのような野暮ったさは無く、
実にシャープなギターを弾くんだなぁ...。
バラード風の「Love Is All I Need」ではメロディアスなギターも弾くし。