TOM JONES 
「THE LEAD AND HOW TO SWING IT」       1994
 
 邦題は「快楽天国」
 
 
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 想い起せば、中学生の頃、ラジオ番組で「ラヴ・ミー・トゥナイト」や
「デライラ」「シーズ・ア・レディ」などがよくかかってました。
英国のトム・ジョーンズやエンゲルベルト・フンパーディンクなどは
結構好きでしたね。あのダイナミックな唄い方が。
トム・ジョーンズは「ドーター・オブ・ダークネス」が一番好きでした。
それ以降、トム・ジョーンズにはほとんど出逢うことなく
すくすくと成長して今に至るワタシでしたが、
数十年振りにこのアルバムを手にする機会を得ました。
ライナーはみうらじゅん氏、というのもかなり驚きでした。
みうら氏は同世代(ワタシよりも2年ほど下)なので、
青春時代の1ページにトム・ジョーンズが存在したというのも頷けます。
みうら氏といえば、仏像マニア、ボブ・ディラン・フリーク、
チャールス・ブロンソン・フリークとしても有名で、
あの「マイ・ブーム」という言葉を世に送り出したのもみうら氏でしたね。
安齋肇氏との「勝手に観光協会」やいとうせいこう氏との「スライド・ショー」も
かかさず観ておりました。(笑)
そのみうら氏、実はライナーを読むと、トム・ジョーンズのファンであるわけでもなく、
逆にスルーしてきた...といった内容の告白をされており、
トム・ジョーンズがまだ現役でやってたという事に感銘を受けたようです。(笑)
 
 さて、本作は曲ごとにいろんなヒトがプロデューサーとして関わっており、
トレヴァー・ホーン、リチャード・ペリー、ユース、テディ・ライリー、
DJバトルキャット、ジェフ・リン、ハワード・グレイらの名前もあります。
 
 「恋はメキ・メキ」のイントロの「イエ~~~」で、
「ド圧力のジジィ・シンガー(みうら氏談)」まだまだ衰えてないなぁ...
と再確認できること間違いなし!
続く「A Girl Like You」のパワフルさも聴きモノですぞ!
かと思えば「I Wanna Get Back With You」のようなバラードものも
素晴らしい...結局、何を歌わせても上手い!ということ。
いい楽曲とプロモーションを手にすれば、まだまだ活躍できますよ。