CHARLIE HADEN / EGBERTO GISMONTI 
「IN MONTREAL」      1989
 
 チャーリー・ヘイデンの名前が先に来ますが、あくまでもジスモンチが主役。
 
 
 
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 先日、貸していたトム・ウェイツのCD「ROUND MIDNIGHT」を返しに来た長男が、
「これ面白いから聴いてみぃ」と言って置いて行ったヘイデン&ジスモンチの
デュオ・ライヴ。
たしか長男(30歳)が中学生の頃、初めて買ってやったCDは
スキャットマン・ジョン、その後ボン・ジョヴィなんかを聴きながら育ち、
今は音楽関係の仕事に従事してるため、いろんなジャンルのモノを
聴いてるようです。
「長男もジャズなんか聴くようになったのか...」と感慨もひとしお。
 
 さて主役のジスモンチはギターは弾くわ、ピアノも弾くわ...
とにかく一音一音が美し過ぎる!
これは大音量で聴いたほうがいいのか、ヘッドフォンで静かに聴くべきか?
と一瞬考えてしまいますが、ヘッドフォンで聴くという習慣のないワタシ、
かといって大音量で聴ける環境でもないので、とりあえず小音量で。(笑)
 
 ブラジリアンといったテイストも希薄、それでいてジャズというわけでもなく、
普段ジャズを聴かないヒトなんかもこれは気に入るんじゃないかな。
ECMのなかでもとりわけ耽美的な香りがプンプンする作品です。
と、言葉で書いてもなかなかわかってもらえないと思うので、
是非聴いてみてくださいな。
 
 ちょっとラテンぽいピアノが聴ける「Frevo」、
気絶するほど美しい「Don Quixote」あたりがお気に入りです。
美しさや繊細さにうっとりする片方で、荒々しくも気持ちが昂ぶる不思議な音楽です