MILES DAVIS 
「MY FUNNY VALENTINE」       1964
 
 『マイルスがフリー・ブローイング期に残したアルバム中、
最高のパフォーマンスを誇るフィルハーモニック・ホールでのライヴ・アルバム。』
 
 
 
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 1964年2月12日のニューヨーク・リンカーン・センターの
フィルハーモニック・ホールでのコンサートは、
この「MY FUNNY VALENTINE」と「'FOUR' & MORE」の2枚に収録されています。
 
 なぜかワタシの印象は「淋し過ぎるマイルス」でした。
A-1「My Funny Valentine」でのマイルスのソロといい、
おまけにハービー・ハンコックのピアノ・ソロまでもが淋しげでいい!!
この「My Funny Valentine」やB-1「星影のステラ」、
B-3「I Thought About You」あたりのスローなテンポの曲に
愁いを感じさせるマイルス、他メンバーのまとまり具合がたまりませんねぇ。
もうしばらくするとウェイン・ショーターが加入し、また違った方向へ...。
 
 ま、とにかくこの時期のマイルスは最後のスタンダード・プレイとも言える
素晴らしいライヴ・アルバムを次々と世に送り出してくれてます。