ANITA BAKER  「RHYTHM OF LOVE」      1994
 
 スタンダードの「My Funny Valentine」、バカラックの「The Look Of Love」、
ドゥービーズの「You Belong To Me」などのポップ・チューンのカヴァーも含んだ
作品です。
 
 
 
イメージ 1
 
 
 
 80年代のアニタは、よく「ブラコン系」と評され、
ワタシの最も不得意とするサウンドでしたが、
94年の本作は曲によってプロデューサーは違うものの
アニタ本人のプロデュースによる曲や、トミー・リピューマなども関わっており、
なかなかシャレたサウンドになっています。
 
 トミー・リピューマのプロデュースで、ジョー・サンプルのピアノが光る
バカラックの「The Look Of Love」もいいし、
ドゥービー・ブラザーズでお馴染みの「You Belong To Me」、
これ、てっきりマイケル・マクドナルドの作だと思ってましたが、
マイケルとカーリー・サイモンの共作だったんですね。
間奏の泣きのサックスもいいですよ。
ついでにマイケルにもバック・ヴォーカルで参加してもらえば
良かったのに...とか。
 
 またまたトミー・リピューマのプロデュース作「Sometimes I Wonder Why」、
唄伴のジョー・サンプルの素晴らしさに驚きです。
クルセイダーズやソロ作などインストがメインだったので、
唄伴などもソツなくこなすジョー・サンプル、これは発見でした。