NGUYEN LE 「SAIYUKI」 2009
ベトナム系フランス人ギタリスト、グエン・レ(と読むのでしょうか?)が
日本人の琴奏者 ミヤザキミエコ、プラブ・エドゥアルド(タブラ)、
ハリプラサド・チャウラシア(バンスリ・フルート)を従え、
エスニックなサウンドを展開しています。
日本人の琴奏者 ミヤザキミエコ、プラブ・エドゥアルド(タブラ)、
ハリプラサド・チャウラシア(バンスリ・フルート)を従え、
エスニックなサウンドを展開しています。


タイトルの「SAIYUKI」は「西遊記」を意味してると思うのですが、
孫悟空の西遊記からインスパイアされたサウンドというわけでもなく、
メンバーの出身地が日本~インド~ベトナムということもあり、
そのルーツを西遊記に例えた、とも言えるでしょうか。
孫悟空の西遊記からインスパイアされたサウンドというわけでもなく、
メンバーの出身地が日本~インド~ベトナムということもあり、
そのルーツを西遊記に例えた、とも言えるでしょうか。
それぞれのミュージシャンの素性はまったくわからないのですが、
ジャズ系のギタリスト、グエンに和テイストの琴とインドのタブラが加わる、
という、まったくもって正体不明のサウンドです。(笑)
ジャズ系のギタリスト、グエンに和テイストの琴とインドのタブラが加わる、
という、まったくもって正体不明のサウンドです。(笑)
特に「Izanagi Izanami(イザナギ・イザナミ)では、ミヤザキ嬢の
日本語によるチャントみたいなのが妙な浮遊感を醸し出してます。
三蔵法師が孫悟空らを伴って、西へ旅するが如く、
日本・ベトナム・インドのエッセンスの融合は妙なトリップ感を与えてくれます。
日本語によるチャントみたいなのが妙な浮遊感を醸し出してます。
三蔵法師が孫悟空らを伴って、西へ旅するが如く、
日本・ベトナム・インドのエッセンスの融合は妙なトリップ感を与えてくれます。
「Nanae Goromo(七重衣)」では、鎌倉時代の歌人、藤原義経の
「きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに 衣かたしき ひとりかも寝む」という詩を
ミヤザキ嬢がこぶしを効かせて唄ってるのが面白いです。
前半は藤原氏の詩や琴の音がジャパニーズな雰囲気ですが、
後半の琴、ギター、タブラの絡みに展開するところなんかは、
ゾクゾクと来ますね。(笑)
「きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに 衣かたしき ひとりかも寝む」という詩を
ミヤザキ嬢がこぶしを効かせて唄ってるのが面白いです。
前半は藤原氏の詩や琴の音がジャパニーズな雰囲気ですが、
後半の琴、ギター、タブラの絡みに展開するところなんかは、
ゾクゾクと来ますね。(笑)