ERIC CLAPTON  「REPTILE」       2000
 
 近年のE.C.の作品の中ではかなり好きなアルバムです。
実を申しますと、よくヒトから「オマエはクラプトン嫌いなんか?嫌いなら書くな!」
と言われたりしますが、決して嫌いなわけではありません。
ギタリストのキャリアのスタート地点として60~70年代を語る時、
どうしてもそこにはマイケル・ブルームフィールドやピーター・グリーンという
米英の大きな壁が存在するのです。
ブルーズ・ロックのハシリとして彼らを比較するに、当時の力関係としては
前の二者にはちょっとだけ遅れをとった、というだけのことでありまして...。
ま、見苦しい弁解はこの辺にしておいて...。(笑)
 
 
 
 
 
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 スィング調のモノを含め、できればブルージーな曲でまとめて欲しかった、
と、ついつい思っちゃいます。インストのタイトル曲や「Believe In Me」あたりは
ついついスキップしちゃいます。
スロー・ブルーズの「Come Back Baby」
オーティス・ラッシュ風のマイナー・ブルーズ「Losing Hand」、
アコ・スィング風の「Find Myself」
ちょっぴりジャジーな「I Want A Little Girl」(エイモス・ギャレットの
ヴァージョンもいいよ)
そしてJ.T.の名曲「Don't Let Me Be Lonely Tonight」を
スロー・ブルーズにしてしまったE.C.には脱帽!
ちなみにこの曲のカヴァーではアルバート・キングなんてのもイカシテますぜ!
ただインプレッションズのコーラスがなければ、
また雰囲気が違ってたと思うんだけど。
 
 ま、彼の21世紀の幕開けにふさわしい素晴らしいアルバムとなりました