V.A.  「ケルト・ミュージック・コレクション~
グリーン・リネット・レーベル20年の歩み」     1977-1996
 
 『アイルランドをはじめスコットランド、ブルターニュ、アメリカなどの
ケルト文化圏のミュージシャンを数多く擁しているグリーン・リネット・レーベルが
創立20周年を記念してリリースした2枚組のオムニバス・アルバム。』
 
 
 
 
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 一口に「ケルト・ミュージック」と言っても、アイリッシュ、スコティッシュ、
ブリティッシュ、スパニッシュ、フレンチ、スカンジナビアン...など、
多岐にわたり、興味深い音楽です。
 フォーク・リバイヴァルの第二波として、ペンタングル、フェアポート、
スティーライ・スパンなどのエレクトリック・トラッドが台頭した70年代初頭、
それに続く70年代中盤以降のアーティストを支えたグリーン・リネット・レーベルの
20周年記念アルバムです。
 
 哀しいのやら楽しそうなのやら、多彩なサウンドですが、
ワタシ的には、戦いで主人と息子を亡くした女性の涙に暮れる姿を唄った
ディアンタの「カロデンの実り」、
ティム・ライオンズの無伴奏ドリンキング・ソング「ユーモアズ・オブ・ウィスキー」、
7年も逢ってない恋人を待ち焦がれる乙女の恋心を唄った
リレイティヴィティの「ゼア・ワズ・ア・レディ」、
そして大御所ジューン・テイバーの反戦歌「ノー・マンズ・ランド」あたりが
お気に入りです。