MILES DAVIS 「KIND OF BLUE」 1959
『いまは亡きキャノンボール=コルトレーン=エヴァンスという
最強のサイドメンと共に創りあげた50年代モード・ジャズの決定打。』
最強のサイドメンと共に創りあげた50年代モード・ジャズの決定打。』

LPのジャケ裏のビル・エヴァンスのコメントでは、
このセッションを日本の「black water paint(水墨画?)」のようだ、
と記述しています。
つまり一旦描き出すと消すことも直すこともできない墨の絵のように
ミュージシャンが感じたモノをダイレクトに表現するということでしょうか。
このセッションを日本の「black water paint(水墨画?)」のようだ、
と記述しています。
つまり一旦描き出すと消すことも直すこともできない墨の絵のように
ミュージシャンが感じたモノをダイレクトに表現するということでしょうか。
何度聴いても鳥肌がたちますねぇ、このアルバムは。
A-1「So What」のイントロから血がザワザワ騒ぎますよ。
このベースと管の言わば「コール&レスポンス」が革新的ですね。
ピアノとベースのイントロに3管がかぶさりマイルスのソロへ。
ここでのジミー・コブのドラムスは何てクールな響きなんだろう。
A-1「So What」のイントロから血がザワザワ騒ぎますよ。
このベースと管の言わば「コール&レスポンス」が革新的ですね。
ピアノとベースのイントロに3管がかぶさりマイルスのソロへ。
ここでのジミー・コブのドラムスは何てクールな響きなんだろう。
A-2「Freddie Freeloader」は、唯一ウィントン・ケリーがピアノなんだけど、
躍動感あふれるケリー&キャノンボール、
そしてインテリジェンスに富んだマイルス&コルトレーンといったところでしょうか。
これらの対比も面白いですね。
躍動感あふれるケリー&キャノンボール、
そしてインテリジェンスに富んだマイルス&コルトレーンといったところでしょうか。
これらの対比も面白いですね。
そして何と言っても一番好きなA-3「Blue In Green」、
マイルスのクレジットになってますが、「ウソ!? エヴァンスだろ?」的な感じ。
どことなく神秘的なピアノとクールなミュート・プレイが生み出す緊張感は
何度味わっても素晴らしいですよね。
マイルスのクレジットになってますが、「ウソ!? エヴァンスだろ?」的な感じ。
どことなく神秘的なピアノとクールなミュート・プレイが生み出す緊張感は
何度味わっても素晴らしいですよね。
B-2「Flamenco Sketches」もエヴァンスぽい流れです。
ところどころスパニッシュなムードが見え隠れするところが素敵です。
アルバム上のエンディング曲ですが、この後に「SKETCH OF SPAIN」が出るのは
偶然かも知れませんが、流れ的には何かを予感させるような
ところどころスパニッシュなムードが見え隠れするところが素敵です。
アルバム上のエンディング曲ですが、この後に「SKETCH OF SPAIN」が出るのは
偶然かも知れませんが、流れ的には何かを予感させるような
「Flamenco Sketches」でした。
ワタシの中では、いまだに「KIND OF BLUE」を超えるジャズには
出逢っていません。