V.A.  「CLASSIC APPALACHIAN BLUES
      from SMITHSONIAN FOLKWAYS」   1944-1997
 
 アパラチアン・ブルーズと言うからには、アパラチアン山脈あたりのブルーズ、
アラバマ~ノース・キャロライナ~ヴァージニアあたりのブルーズ音源でしょう。
 
 
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 1944年のジョシュ・ホワイト「Outskirts Of The Town」から
1997年のジョン・ジャクスン「Railroad Bill」までの約半世紀を綴ったもので、
スミソニアン・フォーク・フェスの貴重な音源もかなり含まれており、
それなりに楽しめるアルバムです。
 
 1958年のスティックス・マギーの「Wine Blues」、
かつてエレクトリック・フラッグが「A LONG TIME COMIN'」で
「Wine」というタイトルでカヴァーしてました。
ここではスティックスのギターとヴォーカル、
そしてサニー・テリーのハーモニカも聴けます。
 
 また、ハウリン・ウルフやクリームなどで有名な
「Sitting On Top Of The World」、ドク・ワトスンがカヴァーしてます。
 
 このアルバムを編纂するにあたって、黒人ブルーズマンだけでなく、
このドク・ワトスンやロスコー・ホルコムら、白人ミュージシャンも
収録されており、フィンガー・ピッキング奏法など洗練されたブルーズが聴けます。