DR.JOHN  「THE NIGHT TRIPPER GRIS-GRIS」         1968
 
 ワタシが初めてドクター・ジョンと出逢ったのは
1972年の「ANN ARBOR BLUES & JAZZ FESTIVAL」の2LPに収録されてた
「Guilded Splinters」でした。
なんか、ドロドロとした不気味な音楽だなぁ...と思ってたのですが。(笑)
 
 
 
 
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 後にこのアルバムを手に入れて聴いたところ、全編そんな感じでビックリ!
アン・アーバーのブルーズ・フェスに出てたくらいだからブルーズもやってるのか、
と思ったのが大きな間違いでした。(笑)
実は「アン・アーバー」は前年までブルーズ・フェスだったのですが、
この72年のイベントから「ブルーズ&ジャズ・フェス」という主旨になったのです。
それでちょっと納得。
 
 ヴードゥーの呪術的な妖しげなサウンドはパーカッションや不気味なコーラスを
多用することで、当時のサイケデリック・サウンドとはまた違った
妙な世界観を創りだしています。
ここにマック・レベナックが自らをヴードゥーの祈とう師 "DR.ジョン" に例え、
怪しげなアルバムを作っちゃいました。(笑)
 「I Walk On Guilded Splinters」でのポコポコしたパーカッションや
不気味な女性コーラス&ヴォーカルが、さらにぶっ飛んだ世界を増長させてます。