PATRICIA KAAS   「JE TE DIS VOUS」         1993
 
 『甘く切なく心に響く、さまざまな愛のシーン。
中島みゆき書き下ろし「かもめの歌」を含む全16曲。』
 
 
 
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 パトリシアからのご挨拶、
『難産で生まれてきた赤ちゃんほど美しい、と言われています・・・
"Je Te Dis Vous" は、生まれるまでに本当に時間がかかりました。
4月6日にこの世に生を受けたこのアルバムは、
牡羊座だから、きっと頑固でしょうね。』
 
 邦題は「永遠に愛する人へ」。
26歳のパトリシアの3作目で、デビューから2ndという流れを経て、
ワールド・ツァーも行い、本作ではフィールドをよりワイドに広げようという意図か、
英語で唄った曲も何曲か含まれています。
 
 さて、得意のブルージーなナンバー「あなたのために歌わせて」や
ワウ・ギターの音色が妙な雰囲気を醸し出す「あふれる想いを」
(間奏のリヴァーブのかかったギターもなかなかよろしい!)
そしてトニ・ジョー・ホワイトの「Out Of The Rain」を英語で唄ったやつ。
これがまたブルージーで上手いんだなぁ...。
ジェィムズ・ブラウンの「It's A Man's World」なんかも
語り調でマイナー・ブルーズ風にキメています。
 
 あ、そうそう、ボートラには中島みゆきがパトリシアのために書き下ろした
「かもめの歌」というのが入ってます。中島さんは詩も書いてるんですが、
仏語に訳されて唄われています。