FAITH HILL 「BREATHE」     1999
 
 『アメリカ・ミュージック・シーンのセレブリティ、フェイス・ヒル。
愛のマジックを奏でる、ニュー・ミレニアムの歌姫。』
 
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 フェイス・ヒルの4作目です。
 日本ではティム・マッグロゥが「あのフェイス・ヒルのダンナ様」
と紹介されていますが、本国ではフェイス・ヒルが
「あのティム・マッグロゥの奥方」と紹介されてるようです。
キャリアは圧倒的にダンナのほうが永いのですが、
悲しいかな、日本では奥様のほうが人気が先行してる、というわけです。
フェイス・ヒルのカントリー臭が薄まるにつれて人気が高まってきた、
というのが日本での実情でしょうか。
逆に言うと、それだけ日本はカントリーが支持されにくい土壌だ、ということ!?
 
 ドラマティックなタイトル・チューン「Breathe」は、
シングル・カット以前にアルバム・カットとしてヒットしたため、
急遽シングル・カットされたのですが、その際にファン層の裾野を
広げようとしたのか、
スティール・ギターやフィドルを控えめにミックス・ダウンした「Pop Version」も
併せて収録されており、聴き比べると、「あぁ、なるほどなぁ...」と頷けます。
 
 日本で支持されそうなのは「What's In It For Me」のような
ロック・チューンかも知れませんが、どっこい、カントリー・ファンも納得させる
「Let's Make Love」のようなバラードもあり、ダンナとのデュエットも聴きモノです。
 
 とにかく、カントリーのみならず、ロックやゴスペルなどの要素も取り入れた
素敵なアルバムです。