LITTLE FEAT  「THE LAST RECORD ALBUM」          1975
 
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 解散前のラスト・アルバムでもないのに「THE LAST RECORD ALBUM」とは
意味深...。
 当時は先の4枚のレコードもそれほど商業的に成功を収めたわけでもなく、
前作「FEATS DON'T FAIL ME NOW(アメイジング!)」リリース後、
全米ツァーや欧州ツァーなどで好評を博したものの、ローウェルの体調面や
メンバー間の力関係などの諸問題が少しずつ表面化してきて
なかば自暴自棄になって付けたのがこのタイトルだったんでしょうか?
(すべてワタシの憶測です。笑)
 
 さて前作以上にビル・ペインらの台頭が目立つ作品ではありますが、
これぐらいでやっとメンバー間の力関係のバランスがきれいにとれた、
といったところでしょうか。
 
 特にハッとさせられるのはリッチー・ヘイワードのドラミングから発生する
「うねり」みたいなものでしょう。
「Day Or Night」でのリズムの変化などは聴きモノです。
 
 ローウェル・ジョージのバラード「Long Distance Love」、
ヴァレリー・カーターが絡み過ぎ、って感じもしますが、
ちょっと寂しげなローウェルがいいですねぇ。