『ベット・ミドラー、ジェームス・カーン共演によるミュージカル大河ドラマ、
ベット・ミドラーのステージでのパフォーマンスはさすがお見事。
ビートルズの名曲「イン・マイ・ライフ」を歌うシーンは思わず涙ぐんでしまうほど感動的。』
これまた「まだ聴けてないCDたち」の段ボール箱の一枚でした。
アリフ・マーディンのアレンジによる、スタンダードの「Come Rain Or Come Shine」の
ストリングスとホーンは何度聴いても素晴らしいです。
そして「I Remember You」は、ジェイムズ・カーンとのデュエット・ヴァージョンと
ベットのソロ・ヴァージョンが収録されていますが、
デュエットといえば、どうしてもトム・ウェイツとの「I Never Talk To Strangers」を
思い出しちゃいますが、趣は全然違うものの、本作でのジェイムズ・カーンとの共演は
彼女のポップ・シンガーとしての表現力の豊かさを知らしめるに充分だったでしょう。
「For All We Know」などは、ジャズ・シンガーとはまた違った雰囲気が味わえます。
このあたりのバラードにおける旨みが感じられるアルバムです。