2ndアルバム「SAILIN' SHOES」リリース後、
ベースのロイ・エストラーダがキャプテン・ビートハートに引き抜かれ、
替りにケニー・グラッドニーが加入。
さらにパーカッションにサム・クレイトン、ギターにポール・バレールが新たに加わり、
6人編成となったフィートは3rdアルバム「DIXIE CHICKEN」を発表。
プロデュースは前作のテッド・テンプルマンに替ってロウェル・ジョージ自ら担当、
ニュー・オーリンズのセカンド・ラインというリズムが全面的に強調された作品です。
1曲目のタイトル・チューン「Dixie Chicken」のイントロが鳴っただけで
ゾクッ!と来た貴方、もうセカンド・ラインの虜ですね。(笑)
ワタシの一番のお気に入りは「On Your Way Down」です。
このちょっと気だるいリズムとブルージーなヴォーカルにスワンピーなコーラス、
そしてそのまんまの流れで続く「Kiss It Off」と、
ここら辺の感覚はフィートの新しい側面のひとつでしょう。
持ち前のファンキーな部分とスワンピーな香り、
それに新しいリズム(セカンド・ライン)を得たフィートは
最強のバンドになり得るか...?