歌伴もいいけど、やっぱりこれを聴かなきゃね。
インディアンの太鼓を模したピアノとドラムのイントロに導かれた「Cherokee」、
そしてワタシが一番好きな「George's dilemma」、ここでのローチのシンバルの音色、
ローチとリッチー・パウエルが織りなす妙なリズムが何とも言えません。
そして圧巻はやはり「Take The A Train」でしょう。
蒸気機関車が動き出す様を模して、徐々にテンポが速くなるイントロは
発想的にはシンプルながら、もはや神業としか言えませんよ。
そしてラストのブラシ・ワークがだんだん遅くなるのが、
いかにも機関車が駅に到着する様子を表現していて、
個々のプレイもさることながら、この楽しさと言ったら、思わずニヤッとさせられます。
しかし、この明るさは、マイルスの陰影のあるサウンドに比べると、
ブラウニーを聴いてるとマイルスを聴きたくなるし、
逆にマイルスを聴いてるとブラウニーを聴きたくなっちゃう...
といった補完的な効果があるようです。(笑)