所謂「マラソン・セッション」の一枚です。
いきなりマイルスのミュートでテーマが始まる「In Your Own Sweet Way」、
どうですか! ソロがフィーチャーされてるのはコルトレーンのみ。
シンプルなフレーズから徐々に複雑なフレーズへと移行していくコルトレーン。
コルトレーン的には「NEW MILES DAVIS QUINTET」から
ポール・チェンバース、エルモ・ホープなどを経て、急に上手くなったと思いません?
またブルーズ・スタイルの「Trane's Blues」でのマイルス、コルトレーン、
そしてガーランドのソロはどれも絶品です。
駆け足で "消化試合" 的なレコーディングを敢行した割には素晴らしい内容でした。
ただ、プレスティッジから早くアシを洗いたかったマイルスが
「一生懸命働いてまっせ!」的な意味合い(?)の「WORKIN'」というタイトルをつけたのは
ちょっと笑えますな。(笑)