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LIANE FOLY 「THE MAN I LOVE」     1988

 仏国リヨン生まれのリアーヌ・フォリィのデビュー作です。
この時代は、ロック・ビートに乗せたフレンチ・ジャズぽいシンガーが
多く誕生しています。ヴィクター・ラズーロやシャーデー、
そしてこのリアーヌ・フォリィあたりがブレイクしました。

 本作には「恋のサヴァ・サヴィエン」のようなポップ・チューンから
スタンダードの「ザ・マン・アイ・ラヴ」(ここでのパーカッションをベースにした
サウンドはなかなか絶品ですよ)、
そして、ヴィクター・ラズーロも取り上げていた「プット・ザ・ブレイム・オン・メイム」、
ゆったりとスロー・テンポで唄うヴィクター・ラズーロに対し、
リアーヌ・フォリィはここでもパーカッシヴなリズムをベースにした
ミディアム・テンポで流しています。

 ワタシ的には当時26歳のリアーヌが唄うポップ・チューンよりも
どちらかというと、30代に突入した「スィート・ミステリー」あたりの
ゆったりしたジャジーなサウンドが好きなんですが...。