たしか、大昔に、米国大統領選挙に立候補しようとした...
とかいう記事を読んだことがあります。
当時は被選挙権年齢に達してなかったとかで、立候補できなかったのではなかったでしょうか。
晴れて条件を充分に満たした本作では「Vote For Me(オレに投票しろよな!)」
といった曲も収録されていますが、本作のテーマはタイトル通り、
滅び行く地球を憂いた環境問題にスポットを当てた作品です。
カヴァー曲として、ゴフィン&キングの「Will You Still Love Me Tomorrow」が
収録されていますが、これはご愛嬌! 芸がないというか、ウォルシュらしくないというか。
意図がわかりかねます。(笑)
ウォルシュらしくヒトを食ったのは「Decades」のバグパイプを模したイントロと、
それに続く「Turn To Stone」のフレーズです。
このような謎解きがところどころに隠されてるんです。
「Shut Up」などは、キンクスの「You Really Got Me」や
ジミヘンの「Purple Haze」、イーグルスの「Life In The Fast Lane」など
懐かしいフレーズが続々飛び出す始末...。
全体的には軽さが前面に出てしまっており、ウォルシュのヘヴィーな部分は
影を潜めてしまってます。ギターもどこか冴えないし...。